前版は、ヘゲダス単独で書いていたが、今回は、複数の著者になっている。その点が好みが分かれるかもしれない。(マーチの有機化学と同じ)ただ、共著者は、毎年、ヘゲダスがレビュー誌にのせていたtransition metal catalysis in organic synthesisをひきついだ研究者。(ここ5年以上、このレビューはとまってしまっている)最新の文献にrefが修正されているので、その点はおすすめ。有機合成者の面からも、触媒サイクルを理解して、触媒反応をやる必要が出てきている。複雑な触媒が増え、副反応もしっかり考えていかなければならないからだ。あまり、人に聞けないような基本的な触媒サイルクをしっかり身に付けるにも、本書は良書。値段は高いが、日本語で読む方が、サイクルや触媒の構造など、それ自体に集中できるので、おすすめ。必須の書。