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ヘイト・スピーチとは何か (岩波新書) 新書 – 2013/12/21

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商品の説明

内容紹介

差別、侮辱、排除の言葉の暴力を、路上やネット上で撒き散らすヘイト・スピーチは、表現の自由として守られるべきなのか。深刻な被害は、既存の法や対抗の言説では防げない。悪質な差別の法規制は、すでに国際社会の共通了解だ。各国の経験を振り返り、共に生きる社会の構築へ向かうために。

内容(「BOOK」データベースより)

差別と侮辱、排除の言葉をマイノリティに向けて路上やネット上で撒き散らす―ヘイト・スピーチとは差別煽動である。差別も「表現の自由」として、当事者の深刻な苦しみを放置するのか。民主主義社会をも破壊する「言葉の暴力」と向き合う国際社会の経験と制度を紹介し、法規制濫用の危険性も考えながら、共に生きる社会の方途を探る。

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登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2013/12/21)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4004314607
  • ISBN-13: 978-4004314608
  • 発売日: 2013/12/21
  • 商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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217 人中、148人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 bunny knights 投稿日 2013/12/28
形式: 新書
 近年、「行動する保守」などと称する人たちによるヘイト・スピーチが、ネットにとどまらず現実社会に大手を振って現れるようになった。この現象に対して、ある人は「表現の自由」だといい、ある人は「表現の自由の範疇を超えるものであり規制されるべき」だといい、多くの人は「どうでもいい」と考えているようである。

 本書は、弁護士として活動する中でヘイト・スピーチ、ヘイト・クライムのもたらす深刻な被害に気づいた筆者が、ヘイト・スピーチ等の規制に関する国際的な現状を研究した成果をまとめた入門書である。著者は、ヘイト・スピーチの悪質なものは法的に規制されるべきだと考える立場であり、法規制の必要性、許容性、その在り方について丁寧に論じており、説得力がある。ヘイト・スピーチを野放しにすることが、ナチスによる民主主義の破壊とアウシュビッツ、戦争の惨禍を招き、関東大震災時の日本人集団による朝鮮人虐殺を招いた。そうした歴史も概説されており、現在の日本に重なって見えるところがある。その意味でも本書は、ヘイト・スピーチは「自分には無関係の問題だ」と考えている人たちにも、ぜひとも広く読まれるべき1冊だといえよう。

 本書の魅力は、多角的な観点からヘイト・スピーチ規制に関する問題を扱っている点である。章別に分けると、(1)「在特会」らはなにも突然現れた異様な怪物などではなく著
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73 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 kogonil VINE メンバー 投稿日 2014/2/17
形式: 新書 Amazonで購入
日本社会に蔓延するヘイトに対する法規制を積極的に導入せよと主張するものです。

とりわけ在日コリアンを標的とするヘイトの現状、ヘイトを問題視する様々な取り組み、
そもそも「ヘイト」とは何か、国際的な合意が奈辺にあるか、諸外国の取り組み、当の
問題に対する日本国内の言論状況など、非常に広汎にわたるトピックを要領よくまとめ
ており、非常に勉強になります。

しかしながら、表現の自由に立脚する慎重論の受け止め方が十分でない、どういう
立脚点から差別に反対するかという点が不明瞭であったりなど、いくつか疑問点もなし
とは言えませんが、新書であることからも、問題の紹介としてはお勧めできます。

さらに、本書で【論じられていないこと】こそ、今後、慎重に検討されねばならないという
意味でも、十分な役割を果たしていると思えます。

本書で論じられてないことは、(1)どうして法規制なのかという説得(他の抑制手段との得
失比較論)、(2)諸外国の規制導入にあたってなされたであろう議論の紹介(結果としての
現にある規制の紹介ではなく、その規制に至るまでの様々な立場相互の論争の紹介。諸
外国の規制は、さまざまに変遷しているので、そうした規制
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14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 なな 投稿日 2015/2/11
形式: 新書 Amazonで購入
いま、出版されているヘイトスピーチに関する本の入門書としてお勧めだと思います。特に、後半の各国におけるヘイトスピーチの規制方法と問題点についてはわかりやすくてよかったです。
入門書ということで、あまり深く掘り下げての議論までは書いてありませんが、ヘイトスピーチに対する法規制の積極論・消極論について、両方からアプローチをポイントを絞って書かれているので、対立のポイントがわかりやすいと思いました。
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12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 sakura 投稿日 2015/7/4
形式: 新書 Amazonで購入
 「朝鮮人は××!」「従軍慰安婦は××!」聞くに耐えないことばをがなり立てながら進行する集団に遭遇したことがある。心が鉛のように重くなり、血の気がひき、足がすくんだ。この社会でマジョリティの立場にある私さえそんな恐怖を感じる。攻撃される当のマイノリティに属する人にとってはどうなのだろう…。しかし、差別と侮辱、排除の言動も、「表現の自由」として規制すべきでないのだろうか。
 表現の自由は、日本国憲法の保障する様々な自由の中で最も重要な権利として位置づけられている。政府のみならず、憲法研究者の多数派が、ヘイトスピーチに関する法規制に対して慎重論であるのは、この表現の自由の重要性を強調するからだ。師岡も、当然、世界共通の認識でもある、表現の自由の自己実現と自己統治の意義を重視する。その上で、慎重論の理由ひとつひとつを検討し、反論していく。
 そもそも、自己実現からも自己統治からも、ヘイトスピーチは正当化されない。規制による萎縮効果については、脅迫、名誉毀損、侮辱などについては萎縮効果の危険性も承知の上で刑事規制されているが、これは、法益侵害の観点から規制が必要だからである。ヘイトスピーチも同様に深刻な法益侵害があるのだから、萎縮効果を最小限にする工夫をしつつ、規制する方策がとられるべきである。現に、各国の規制や国際人権基準においても様々な明確化の努力がなされてきた。<
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