映画を見た後に、原作のこの本を読んだ。
ニワトリが先か、卵が先かはわからないが、読み終わった後に思ったのが、これって映画を作るために書いた原作なのではないかという疑問だった。
なぜだか知らないけど、登場人物が映画の出演者に印象が酷似しているのだ。
もう、似ている人を探しているのではなく、出演者である小林聡美やもたいまさこがそこにいるという感じ。
だからなのか、映画をもう一度見ているような感覚にさせられる。
タイのチェンマイで働く母に久しぶりに会いに行く、娘のさよ。
大学の卒業旅行に来たはずなのに、浮かれた感じや華やかさとは、ほど遠いのである。
母親に会いたかったのに、会うと素直になれない。
本当は甘えたいのに、出てくる言葉は憎まれ口ばかり…。
家族って、本当に難しい。
一緒にいても、離れていても、どこかで意識してしまうものなんだと思う。
意識して、気になるけれども、他人のようにうまく立ち振る舞いができないのが家族なのである。
誰しも、こういうことって大なり小なりあるはず。
そういう壁があるからこそ、人間って成長するんだと思う。