大まかに言えば3部構成になっています。
最初が、最近起きた日本のプロ野球の事件、例えば「ナベツネ・清武の乱」「中日落合解任」等に対するノムさんの見方、背景等が記されています。
その次に、ノムさんが現役、監督時代をあわせての昔話(勿論、面白いのですが)です。
最後にプロ野球に対する提言が納められています。
最近、プロ野球が面白くなくなったと感じているのですが、なぜそう感じるのか、少しわかってきました。
それは、「落合解任」の背景にもなっているのですが、プロ野球チームは勝つことが目的でなくなってきたようなのです。
それよりも球団としての収支が優先するようになってきたようなのです。
2つ目が、巨人の凋落。
巨人は、球界の盟主と自他共に認める存在でしたが、ノムさんから見ても悔しいけど認めざるを得なかった、というのです。かつては。
巨人は次々と新しい野球をメジャーから仕入れて、常に日本のプロ野球に新風を起こしてきた存在でした。
他の11球団は巨人を倒すという目標でやってきました。
その巨人が今では並みの球団になり果ててしまったことはやはり大きい、と思います。
3つ目は、ドラフト制度に見られる摩訶不思議なプロ野球界独自の価値観ルールの存在です。
ドラフト制度もメジャーに倣って導入されたのですが、メジャーのドラフト制度とは全然別物のエゲツナイ制度になっています。
今日本のサラリーマンは世界標準、国際規格やコンプライアンスとかいう日本的でないものの中でとても苦労しているわけです。
捻じ曲がった制度を堂々と恥ずかしげもなく公にしてしまうプロ野球界は、もうプロ野球人気を支えてきたサラリーマンのメンタリティとかけ離れた存在になってしまっているのではないでしょうか。
本当にプロ野球界は自分達が作ったルールすら守れないのですから、情けないです。
ONと巨人が徹底したチームプレーで戦う姿に多くの日本人が気持ちを寄せました。
長嶋さんがあれほどのスーパースターになったのは日本の高度成長と共に歩んできた、という面はあると思います。
日本の経済は既に停滞して20年。同じようにプロ野球も停滞し続けています。
プロ野球界こそ、世界に通用するための改革してもらう必要があるのではないかと思っています。