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プロ野球スカウトの眼はすべて「節穴」である (双葉新書)
 
 

プロ野球スカウトの眼はすべて「節穴」である (双葉新書) [新書]

片岡 宏雄
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

斎藤佑樹、大石達也、沢村拓一と注目の選手が多数指名された2010年ドラフト。だが、彼らが本当にプロの世界で活躍するかは誰もわからない。選手とプロ野球をつなげる仲介者、それがスカウトだ。スカウトは何を見、何を信じて指名選手を決めるのか。これまでベールに包まれていたその舞台裏をヤクルトのスカウト部長を務めた著者が自身の体験をもとに初めて明かす。

一場問題で批判の的になった「栄養費問題」の実情、上限金1憶5000万円をはるかに超える5〜6憶円が契約金の相場だった逆指名制度、契約寸前だった高橋由伸をカネで強奪した巨人、長嶋一茂獲得の舞台裏、10年におよぶ冷戦関係にあった野村克也元監督の実像、古田敦也獲得の紆余曲折など、カネと欲望渦巻くスカウト活動の表と裏に言及する。

内容(「BOOK」データベースより)

スカウティングとは野球の才能という一点において、人が人を見極める行為である。獲得した選手が活躍するかどうかは誰にもわからない。「見る目がある」とはいったい何なのか。そして、何を信じて最後の決断を下すのか。古田敦也、石井一久ら幾多の一流選手を発掘した著者が、スカウトの表と裏をすべて語り尽くす。

登録情報

  • 新書: 192ページ
  • 出版社: 双葉社 (2011/2/16)
  • ISBN-10: 4575153664
  • ISBN-13: 978-4575153668
  • 発売日: 2011/2/16
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By いせむし トップ500レビュアー VINE™ メンバー
野村ファンでやスワローズを愛する者として、
本書は極めてショッキングでありました。

本書の後半に込められたメッセージは、
一言でいうと「アンチ野村」。
著者はスワローズの黄金時代を築いた一員である、
片岡元スカウト部長。

90年台のスワローズ黄金時代、
舞台裏で何が起きていたかが語られる。
野村元監督の横暴、伊東、古田等スター選手やコーチの言動。
壊れていった伊藤。
そして長嶋一茂。

野村本はほとんど読んでいる野村ファンではあるが、
片岡氏の語り口に一面の信憑性を感じ取れる。
野球を愛する者の目線は純粋であり、
スワローズに対する愛情にも満ちているからだ。
それだけにショックだ。

第5章は長嶋一茂を中心の章である。
ここでは父長嶋茂雄以下、立教大学の卒業生、関係者の名前が数多く登場する。
大沢、杉浦といった球界の重鎮である。
片岡氏は長嶋らと立教黄金期にレギュラーを勤めた、
いわば球界立教閥の幹部なのだ。

5章からあえて深読みすれば、
この5章というのは、
当時、長嶋に挑戦することで、
自らを鼓舞してきた野村元監督に対する、
球界立教閥の視線であったのかなと思う。

野村元監督と対立して片岡氏はスワローズを去るが、
ファンからしたら悲劇でしかない。
あの黄金時代はすでに記憶の中に埋もれているが、
その記憶を鮮明に思い起こさせるインパクトに満ちた1冊である。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
プロ野球には毎年多くの選手が入団する。そして、それと同じ数だけの選手が退団する。プロ野球人生をまっとうして引退できるのは極一握りの選手だ。多くの選手は活躍することなく去ってしまう。そんな、プロ野球組織の仕入れ担当にあたるのが、各球団のスカウト。

ノンフィクション作家後藤正治が、広島黄金期を支えた数多くの選手を発掘し名スカウトと謳われた木庭教を描いた傑作「スカウト」という作品がある。

その作品が頭にあったので、タイトルにある「眼」には目利きとしての意味が、「節穴」はその目利きの失敗を強調した意味だと思い手に取った。
野村ヤクルトの躍進を陰で支え、古田敦也、石井一久、岩村明憲、藤井秀悟、高津臣吾、池山隆寛等の入団を手掛けた元ヤクルトスカウト部長の著者が、目利きの成功と失敗を交えて綴った回顧録、いわゆる職人譚を期待した訳だ。

帯の「駆け引き、裏切り、飛び交うカネ・・・」という惹句が多少気にはなったが、それもまぁ文字通り惹句で内容の一部を強調したものなのだろうと思ったが、間違い。惹句が正しい。それも裏切り、飛び交うカネ、そして野村監督との確執に大部分の頁が割かれている。
期待した職人譚的な内容は選手紹介の前フリで僅かに触れられているだけだった。失敗譚も少し書かれているが、それは目利きとしての失敗ではなく、“獲得”の失敗だ。

その野村氏との確執も、ドラフトで指名する選手の評価を巡る純粋で単純なものではなく、また、選手を使う監督と仕入れるスカウトという立場の違いだけでは説明がつかない。評価の違いはきっかけであり、比重は野村氏の人間性を否定するほうにかかっているように思える。評者は当事者ではないので、どちらが正しいのかはわからないものの、感覚的には著者の書いていることが正しいような気がする・・・。

こういった話が多くなったのは、著者がスカウトという職人ではなく、スカウト“部長”という、ある意味球団における中間管理職だったことも作用しているのかもしれない。

期待と異なる内容ではあったが、かなり興味深い内容であり、また、おもしろく読んだ。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
久々に寝る間も惜しんで読んでしまった傑作です

一般の人になじみのない「スカウト」という職業

そのプロの極意や心理を小説のように
スピード感あふれる展開で見せてくれます

巨人が高橋由を獲得した舞台裏には
思わぬ展開の数々と、驚愕の真実が浮かび上がり
これを本当に公開してもいいのか? と心配にすらなりました

近年はプロ野球界に距離を置いているという作者だからこそ
かなり深いところまでプロ野球の暗部をえぐり出せているのでしょう
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最近のカスタマーレビュー
アンチ野村克也の倫理観ゆえ、爽快に思った箇所が多かった。
ヤクルトスワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)の元スカウト担当部長・片岡宏雄氏の渾身とまではいかないまでも、自らの経験をもとにした著書です。「人が人を判断するこ... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 北条忠節
読み終わって気づく、タイトルに込められた大いなる皮肉
ブラピ主演の野球映画『マネーボール』のなかで、スカウトは少々かわいそうな描かれ方をしている。主人公たちが駆使する先鋭的なセイバーメトリクスとの対比で、有望な新人を... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: 倒錯委員長
マネーボールと違うところ、同じところ
最初はタイトルが過激なので、なんだか騙されると思って手に取らなかった本だ。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: gomanjp
由伸選手に対する思い
読売の高橋由伸選手のエピソード、ここまで書いちゃっていいの?
というくらいに書かれていて生々しい。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: けい0210
野村批判というインパクト
 本書はヤクルトのスカウト部長をつとめた片岡氏によるもの。
黄金期の選手たちを発掘してきた人物である。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: dejima2001
華やかなプロ野球の裏方の苦労や苦悩が見えて面白いが・・・自分は・・・
スカウトの苦労や苦悩が垣間見え、もっと知りたいという欲求が湧き、途中一度も中断することなく読みきりました。ただ、後半の野村前監督との確執?は非常に興味深く読むこと... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: まっつん
「ここでは書かない。」ことが知りたいのに
大ジャンルで分ければ、いわゆる「暴露本」であるが、そこは「品性」を大切にする著者の上手な記述(口述?)で下品にはなっていないところが秀逸。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: nikataro
いろいろな裏話を交えているところが生々しくて面白い
プロ野球のスカウトについて、いろいろな裏話を交えて書かれている本。著者は、プロ野球選手を経て、ヤクルトのスカウトを長年努めた経験を持つ。いろいろな具体例が伴ってお... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: FreshAir
知っているのに描けない…
ヤクルトのスカウト部長の一代記。野球ファンには垂涎の逸話がいくらでも語れただろうに、関係者に影響のない範囲で終わっている。実名で書くにはこれが限界なのか。続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: itokoichi
素晴らしい
読後感は、彼が中日に居たらなあというものだ。。。
素人の僕が見ても?な選手を獲得してくる中日スカウト陣を見ていると沿う感じる。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: ドラキチ34
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