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プロ野球が殺される (文春文庫)
 
 

プロ野球が殺される (文春文庫) [文庫]

海老沢 泰久
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本のプロ野球人気の低落がとまらない。選手の目が大リーグを向き、テレビ局が放映権を返上したいま、選手の年俸の上限は1億円が妥当なところではないか―。「Number Web」で累計100万人以上に読まれる名物コラム「スポーツの正しい見方」のベスト・セレクションにオリジナル原稿を加えて、超辛口の正論が炸裂する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

海老沢 泰久
昭和25(1950)年、茨城県生まれ。国学院大学卒業後、同大学折口博士記念古代研究所勤務ののち、63年「F1地上の夢」で新田次郎文学賞を、平成6年「帰郷」で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 238ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/9/4)
  • ISBN-10: 4167414147
  • ISBN-13: 978-4167414146
  • 発売日: 2009/9/4
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kzy666 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
書名に反してプロ野球の話は半分程度。
プロ野球人気が危機的に低下しているような主張だが、単純にそう言いきれるのか。大きく低下しているのは巨人戦の地上波視聴率だけなのでは。非常に違和感を感じた。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
Number Webに連載された「スポーツの正しい見方」から選ばれたエッセイ他で構成された、日本プロ野球に対する海老沢さんの批判と提言がつまった1冊です。後半はサッカーに関するエッセイで構成されていますが、タイトルに付けられたとおりプロ野球が話題の中心の書物であるとしていいと思います。

さて、僕は海老沢ファンです。そこをあえて「亡くなった方を鞭打たない」という日本的美風にさからって、この本は海老沢さんの日本プロ野球批判のやり方としては間違っているのではないかと記しておきたいと思います。

海老沢さんの原風景が昭和40年代のジャイアンツにあるのはわかります。だれにもそういう少年の時期に焼き付けられたシーンがあるから。それが50年代に入って(ほかならぬ長島自身によって)損なわれつつあるのだという危機感が20代のおわりに差し掛かった海老沢さんを走らせ、広岡達朗さんをモデルに「監督」、あるいは「みんなジャイアンツを愛していた」を記させた。そのとき、僕は思うのですが、海老沢さんには批判は生の批判の形をとってはならないという自律があったはずです。だから彼は小説という形式をとった。その抑制があったからこそ読者の胸を打ったわけです。

それが晩年の海老沢さんにはあえて書きますが「小言」「苦々しい顔つき」が前面に出てくるようになった。結果、その論調がたとえば千葉ロッテに対する肩入れのように、世間のファンが「現在の」プロ野球を受け入れるのとはちょっと違った色合いを見せていたのは知られていることと思います。

本書を読んで、海老沢さんには最後まで「もうひとつのプロ野球」を描いた小説の世界で押してほしかったと痛切に感じました。

だからといって本書に読む価値がないというのではありません。文章はいつもと同じように中庸で上手だし、海老沢さんの原風景がわかっていれば主張には頷けるところが多い。しかし、と思うのです。惜しい。海老沢さんの夢見ていた世界は、彼が晩年に選んだ論調では描ききれない、そのことを海老沢さん自身がいちばんよくわかっていたのではないかと僕は思います。もっと彼の世界を小説で読んでみたかった。ご冥福をお祈りします。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「Number Web」のコラム「スポーツの正しい見方」のベストセレクション(第2章から第4章)および書き下ろしエッセイ(第1章)、著者インタビュー(第5章)からなっています。ベストセレクションは、2003年から2009年4月までのスポーツシーン(野球、サッカー、日本のスポーツ)からのコラムです。

全体的には私がスポーツについて思っていることを代弁しているなあと思う。必要以上にスポーツを美化しないほうがいいだろう。スポーツについての熱いまなざしを感じる。

野球(他の競技もいえる)がもっと盛り上がるためには、もっと感情移入できるくらいに一生懸命にプレーをし、入場料以上の付加価値をあげることだと思う。なんでもそうだが、楽して金をもうけようとするのはいけないのかなと思う。ファンのためだとか言いながら、フロントも選手側も金に汚く、権利ばかり主張するのはやってはいけないことだろう。
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