この本の筆者横尾氏は、「プロ野球全選手名鑑」や社会人野球の「グランドスラム」を
執筆している人だそうで、ドラフトに詳しいので内容も読みやすい。
氏はいろいろな野球本を著しているが、この本は中でもレイアウトや活字の濃さなども
見やすく、野球本として大変好著と言える。
登場する「ドラフト1位選手」は、
大洋松岡功祐、大洋荒川尭、日本ハム木田勇、西武森山良二、西武富岡久貴、横浜田中一徳
という6選手。よってこの本は、荒川や森山がドラフト時どういう事があったのかを
知っている世代の人が読む本で、知らない人が読んでも琴線に触れないだろう(多分)。
例えば各章の量を半分にし、もっと多くの選手を登場させる手もあったが、
著者はこの6選手に絞って構成している。
各章ごとに、登場選手の他の11球団の1位指名選手を掲げているので、
比較して読める。
巻末には、登場選手の年のみだが、全球団のドラフト指名選手が全掲されており、
資料としても有効である。