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39 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ジェネラリスト医師としての感想,
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レビュー対象商品: プロフェッショナル原論 (ちくま新書) (新書)
実は著者の波頭氏の顔が旧友に似ているから買ったというのが真相なのだが、ちょうど混迷する医療の中でいま一度自分の仕事の本来の位置づけを見直してみたいと考えていたところだったので、夢中で読んだ。本書の中でなにかと引き合いに出される医師という職業に就くものとしては、やや気恥ずかしくなるほどのプロフェッショナル礼賛の書である。そこに描かれているのは通俗的な美意識に裏打ちされた職業的ストイシズムと、絶対不可侵の強烈なプライドである。波頭氏は私のような「町医者的な医師」のことは念頭にないのかもしれないが、プライマリケアの仕事もスペシャリストとしての専門医以上にプロフェッショナリズムに裏付けられたものだということは申し上げたいと思う。すなわち、本物のプロフェッショナルは自然体の形で業務を遂行するものであり、自分が専門家であることをさほど意識しないのである。これは逆説的に聞こえるだろうが、「外科医魂を持った外科医は、身体の中のメスの入るところはどこにでもメスを入れるものだ(適応と機会があれば、手術の部位を選ばない)」ということを思い描いてもらえばいい。逆に「自分は内視鏡はできても、腹部エコーはできません」という消化器内科医はプロフェッショナルではない。しかし、医師の世界では手術するレパートリーの狭い外科医や大腸ファイバーだけを行う内視鏡医のほうが地位は高い。いや、それどころか、現場の泥臭い仕事をしていたのでは、医学の進歩につながらないということで、研究職こそが一流の医師であるとされてきた。これは皮肉にも目の前のクライアントの持ち込む問題を解決するよりも、自分の技量に合わせてクライアントを選択したり、実学よりも理論を重んじるという姿勢である。これが著者がプロフェッショナルの範としている医師の業界の実態であり、本書に面はゆい想いがするのである。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
プロなら当たり前に身につけている指針,
By とんだこった (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: プロフェッショナル原論 (ちくま新書) (新書)
若い人には本書を読んで、耳が痛いと感じたり、厳しすぎて辟易する人も多いかもしれないが、第一線で本当にバリバリやっている人が自然に従っている思考様式、行動様式を簡潔に示した本だと思う。ノーブレス・オブリージュなどという言葉も、道徳心や公益と関わらせて理解しようとすると議論が複雑になるが、結局プロの条件とは、ともかく自分の仕事を水準以上の質で仕上げる、「結果を出す」ということに尽きる。そういう観点から書かれた本である。本書ではプロの代表例として医者や弁護士が掲げられているが、こういう職種でも本書の精神で働いている人はごくわずかだろう。しかしいわゆる成功者は、必要条件として必ず、多かれ少なかれ本書のような考え方を身に着けていることだろう。本書も自己啓発書の類に入るのかもしれないが、その手の本の著者は多くの場合自ら一つのプロフェッショナルの領域で成功した人ではない(まさに自己啓発ビジネスで成功してはいるのだろうが)。本書はその意味で、文句のないプロそのものの成功者による貴重な本である。とりわけ、専門職を目指す若い人に読んでいただきたい書物である。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
学術書,
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レビュー対象商品: プロフェッショナル原論 (ちくま新書) (新書)
プロフェッショナルの定義とその歴史、あり様などが書かれています。 決して、プロフェッショナルのなり方みたいな 実用的な話は一切書かれていません。 著者のプロフェッショナル論が 延々と記されているだけですので、 HowToを期待される方は、 読まないほうが宜しいかと思います。 個人的には、中々面白かったです。
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