著者はまだ40代だが、若い起業家に兄貴分のように慕われているそうだ。
近年、会社買収や株価操作などで巨額の利益を得る、いわゆる「虚業家」が増えた。
また、食の疑惑に代表されるように、経営者のモラルも地に落ちた感じだ。
しかし池本氏はこれといった学歴もなく、まさにコツコツと努力してここまでになった。
2社の上場に関わったあとは50社以上の会社から「社長として来て欲しい」
とオファーを受けたという。
このことは、単なる経営手腕だけでなく池本氏の人間性が評価されている証拠だと思う。
本書は、人を信じ、動かし、活かす法則が、池本氏の体験談と共に語られる。
経営の中でも「人」に関することが中心になっている。
「基本」を重視したオーソドックスで、ある意味、愚直な考えが中心だ
文章も平易で読みやすい。成功した人にありがちな、目線の高さも無い。
かといって慇懃さもない。
人の活かし方だけではなく、池本氏の経営哲学を学ぶつもりで読みたい一冊だ。