妻を不可解な経緯で亡くして失意にあったジャーナリストが何者かに操られるかのようにたどり着いた田舎町。
その町の住民達の間では奇妙な体験や目撃談が報告されていたのだが、その背後には”モスマン”(蛾人間)と呼ばれる謎の存在が見え隠れしていた。
ジャーナリスト:ジョン・クライン(R・ギア)はその町の女性保安官(ローラ・リニー)と共にやがて取り憑かれたかのようにその謎に迫って行くのだが・・・。
一応この映画は事実に基づいているとされています。だとすれば事実は小説よりも奇なりって所でしょうか。
これは評価の分かれる作品でしょうね。
映画では結局のところモスマンとは何か、その目的が何であったのかはっきりとは明示されてはいません。
それどころかその存在そのものもほとんど姿をスクリーンに現すこともないのです。
だからこそ私は気に入りました。
元々良く分からないストーリーな訳ですがそれが逆にミステリアスで緊張感をラストまで持続させる結果になっているとも言えます。
そうなると後は「見せ方」次第なわけですが中々に気味が悪い雰囲気が出ていて楽しめました。
これを「ホラー」とすると肩透かしを食う方もいらっしゃるかもしれませんが、奇妙な話、気味の悪い話を楽しめる方ならおススメしたい。
時には「見せない」ことが逆に想像力を煽るという好例として評価したい。