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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
小企業の経営者や自営業の方にこそお勧めしたいと思います,
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レビュー対象商品: The Profit Zone: How Strategic Business Design Will Lead You to Tomorrow's Profits (ペーパーバック)
Adrian Slywotzky の本は、この本と Profit Patterns と The Art of Profitability を読みましたが、この本が一番読んで面白く中身が濃いと感じました。著者は何度も、シェア第一主義は終わった、これからは顧客に照準を合わせた事業設計(customer-centric business design)だと繰り返します。この customer-centric というのは、もちろん顧客優先とか顧客中心という意味ではなく、顧客から発想せよ、顧客に狙いを定めよ、です。 シェアを取るという古い考えを捨て、儲けが大きい領域へ移動せよ。そのためには顧客が何を求めているかを考えよ。儲けの定石はこれだ、と利益を上げる型を第一部で22個挙げています。 もちろん型の一つ一つを Slywotzky が独自に考え出したわけではなく、今まであったものに名前を付けて分類しただけですが、そこに価値があると思います。分かり易く整理してくれたお陰で、読者は見通しの良い新しい視点に立て、色々な事業戦略を見比べ、簡単に比較、検討ができます。 第二部では、誰でも知っている有名な経営者の事例に加え、小さな会社の普通の社員の成功譚も載せています。印刷屋さん、段ボール屋さん等。単に製品を売るのではなく、解決手段( solutions )を売ることで会社が飛躍的に大きくなりました。もちろん、著者の意見にうまく合う例を持ってきて並べるという、アメリカのビジネス書によくある書き方なのですが、それが分かっていても惹き付けられてしまいます。 今まで気付かなかったことに気付かされることが多く、 Slywotzky のこの分野の本では一番に勧められます。大企業よりも小回りが効く、小さな会社の社員や個人商店主の方のほうが、この本の知識を活かせると思います。 〔追記〕 その後 Slywotzky の著書は出版されたものをすべて読みました。初版の年月の順に書けば、 1. 1995年11月の Value Migration (良い本、でも今から読む必要はないかもしれません) 2. 1997年12月の The Profit Zone (すばらしい本です) 3. 1999年3月の Profit Patterns 4. 2000年11月の How Digital is Your Business? の翻訳書の『デジタル・ビジネスデザイン戦略』 5. 2002年9月の The Art of Profitability 6. 2003年4月の How to Grow When Markets Don't 7. 2007年5月の The Upside です。 Slywotzky の著作では、最初の Value Migration と二番目のこの本が飛び抜けていると思います。逆に言えば、 Slywotzky の仕事は最初の本と二番目の本が基底となっていて( How to ...とデジタル...を除いて)、他はその繰り返しに過ぎないのかもしれません。 五番目の The Art of Profitability の翻訳の『ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか』はレビューが非常に多いのですが、それは翻訳の良さも理由だと思います。原著と翻訳を比較してみましたが、さすがは専門の翻訳者の仕事だと感心しました。一般にビジネス書の翻訳は直訳調の文体や誤訳が原因で分りにくいことが多いのです。 この本の翻訳の『プロフィット・ゾーン経営戦略』のレビューが少ないのは意外です。原著を読む限りとても良い本なのです。ひょっとして翻訳の問題なのかもしれません。 たとえば、他の方のレビューを読むと、この本のキーワードの customer-centric business design (顧客に照準を合わせた事業設計)を「顧客中心のビジネスデザイン」としているようです。「顧客中心」では「お客様は神様」的な印象を与えてしまいます。ですが、 customer-centric には儲からない客は相手にしない、切り捨てるという意味もあるのです。他の部分も分りにくい翻訳なのかもしれません。 もしも翻訳書が分りにくいと感じたら、原著の The Profit Zone を読まれるか翻訳書と併読されることをお勧めしたいと思います。一般向きのビジネス書ですから、それほど難しい言い回しもありません。特に Slywotzky の文体は読みやすい部類に入ると思います。
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
何を伝えるか、と同時に、どう伝えるか、で価値がかわります,
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レビュー対象商品: プロフィット・ゾーン経営戦略―真の利益中心型ビジネスへの革新 (単行本)
出てくる事例は半分は私でも知っている有名な企業でしたが、それらの企業がどうやってプロフィットゾーンを察知し自らの位置をシフトし続けているかという分析には新しい知見が満載されているように感じます。特に、一般的に「勝ち組」と認められる前の初期のリインベントに学ぶものがありました。そのときどきのビジネスモデルではなく、初期のリインベント能力を数年ごとに2回、3回と繰り返し発揮できたということが成長企業のコアなのでしょうか。本書の3年後に発行された「ザ・プロフィット」が素晴らしかったので、遡って取り組みました。人間の頭に何かを理解させる難しさをまずは感じます。もし本書を先に読んでいたら、一応最後まで読み通したとしてもあまり記憶に残らなかったでしょう。「ザ・プロフィット」で、”筋”をおさえ”質”を信頼しているからこそ本書にでてくる事例に身が入っていく気がしました。そういう順番で読むことを進めます。私は次に、ザ・プロフィットの23種の利益パターンと本書の22種のパターンの差分になるらしい、「デジタルビジネスデザイン戦略」に読み進めようと思います。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
儲かる会社はここが違う!,
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レビュー対象商品: プロフィット・ゾーン経営戦略―真の利益中心型ビジネスへの革新 (単行本)
儲かる会社というのには儲かるだけの仕組みがある。その仕組みをパターンに区分し、それぞれがどういう仕組みになっているのかを解説したのが本書である。ここに解説されているビジネスモデルは秀逸であり、かつ、著者によって説明されて初めて理解できたモデルもずいぶんあった。 インテルにおける、「2年先を進む」などは、スローガンとしては多くの企業が行っているものであろう。しかしその意味と理由を知ると、「そういうことだったのか!」と膝を打つ。彼らは自分たちが成長するためだけではなく、競合会社を弱体化させるために、2年先取りをしていたのだ。 これこそ正に戦略であり、その戦略を練るだけはなく、実際にやってしまうところに、利益を上げる企業の他社とは違う点が見られる。 感心しながら読むのも面白いが、自分の会社のプロフィットゾーンはどこなのか、どうしたらこれらの会社のようになれるのかをしっかり考えることもまた面白い。 ビジネス戦略とは何か、を知りたい人は是非読んで下さい。
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