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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
面白かったけど、傑作かと聞かれると微妙,
By ただただし (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: プロバビリティ・スペース (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
プロバビリティ三部作、完結編。3冊の中ではもっとも「スペオペ度」が高いのに、微妙にスカッとしないというか、相変わらずのまったりペースなので、評価していいものかどうか、よくわからない。少なくともストーリーを楽しむ作品じゃないと思うんだよね。今回、<世界>はあまり登場しない一方で火星の比重が高いんだけど、最後のネタ以外に火星の重要性がぜんぜん高くないとか。 それより、ステレオタイプっぽい描かれ方をしている登場人物たちの境遇や行動に、妙なリアリティがあるあたりが楽しみどころだと思う。マーベットとカペロという二人の才能に振り回されるカウフマンの「中間管理職っぽさ」とか、にも関わらずもっとも大胆な発想をするカウフマンに「えーっ」となったり、でも最後までヒーローでいさせてもらえない皮肉とか。 問題はそういう面白さが、物語の面白さにマッチしてないところなんだろうな。いや、面白かったけどさ、傑作かと聞かれると違うよな、と(笑)。
5つ星のうち 3.0
単体作品でなく、シリーズとしてはかなり面白かったです。,
By
レビュー対象商品: プロバビリティ・スペース (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
スペオペはあまり関心がないと思いながら、面白く読み進んできたシリーズですが、この最終3部にいたって、読後感がどうもすっきりしません。異星人と接して、しかも彼らを滅ぼしかねない状況にありながら、人間とは何ぞやというような哲学的、形而上学的な思考のかけらも浮かばない登場人物。かわりに周囲の人間との関係性ばかりに神経を使っていつもいつも感情的になっている。 前2冊ではその感情がストーリーの推進力や思わぬ発見のきっかけになっていたのが、本書では展開をモタモタさせているだけのような気がして。面白くはあるけれど、アメリカの家族もののドラマのようなしつこさを感じます。 ただ、前2冊を読んでこれを読まない、という選択肢も考えにくいので、シリーズ全体として楽しく読めたことを評価します。
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