この本は、「このビジネス書がすごい!ビジネス書の杜Award2008」の
ベスト1に選ばれていたので、期待して購入しました。
書店で「プロデュース能力」というタイトルをみかけたとしても、
自分には関係ない、と通り過ぎてしまったと思いますが、こうして
目にとめることができてラッキーでした。
本書では、『プロデュースとは、一つのビジョンのもとに、人々の力を借り
「新しい何か」を創りだし、現状を変えること』であるといっています。
まさにその通りなのですが、私の受けた印象としてはもっとひらたく、
『プロデュースとは、ワクワクドキドキ感を持ちながら、誰かと一緒に
けっこうスゴイことも起こせる夢のある、しかし現実的な問題解決法、
あるいは夢を実現させる方法』といった感じでしょうか。
仕事でどうしても成功させたいものがある人はもちろん、目の前の壁を
乗り越えたい人、夢を叶えたい、未来を切り拓いていきたい人なら誰にでも、
おもいっきり参考になることが書かれてあると思います。
私はいま、たくさんのヒントをもらい、未来のことを想像してはワクワク
しているところです。
かなり刺激を受けたので書きたいことが山ほどありますが、長くなるので、
良かった点を羅列して終わりたいと思います。
◆ケース(事例)がストーリー仕立てでたくさん出てくるので、
著者の言わんとすることが分かりやすいです。
しかも、そのケースは、ビジネス小説さながらにけっこう泣けます。
営業マンから製造マン、営業事務、宝石販売員にいたるまでケースは
多種多様で、特に長編のケースがグッときました。
また、営業事務のケースは昔の自分の経験と重なって熱いものが
込み上げてきました。ビジネス書でウルッときたのは初めてかも。
◆「ビジョンとは何か」ということがものすごく明確になります。
仕事をしていると「ビジョン」って言葉をけっこう耳にするけど、
ビジョンを正確に理解している人は少ない気がします。
私もそのなかの一人でしたが、本書を読んで、「ビジョン」がいかに大切かが
分かったし、「ビジョン」について熱く語れるようになれそうな気がします。
『ビジョンとは、「現状から飛躍しているが、実現を信じることのできる未来像」
である』そうです。魅力的なビジョンは人を魅了し、人を動かす原動力になる。
ビジョンってスゴイ!
◆ビジュアルのレベルが高いと思います。
表紙は、ビジネス書らしからぬセンスのいい上品なたたずまいですが、中を開くと
イラストに勢いがあるというか、はじけています。うーん!なるほどっ!!と
うなってしまったイラストもありました。