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プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(日経BPクラシックス)
 
 

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(日経BPクラシックス) [単行本(ソフトカバー)]

マックス・ウェーバー , 中山 元
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

世界の名著の新訳シリーズ「日経BPクラシックス」の新刊。

仕事に没頭することが「天命」であり、神に選ばれた証であるとするプロテスタンティズムの「職業倫理」が、資本主義の「精神」へと転化し、近代資本主義を生み出していく歴史のダイナミズムを論証した社会科学の古典。
わが国では戦後を代表する大塚久雄、丸山真男ら多くの知識人に影響を与えた。岩波文庫から大塚久雄訳がでているが、その訳には批判も多い。本書はウェーバー翻訳史上の画期的な訳といえる。

内容(「BOOK」データベースより)

ウェーバーは100年前、「禁欲」倫理から生まれ落ちた近代資本主義の最終段階に現れる「末人」をこう「預言」した。「精神のない専門家、魂のない享楽的な人間。この無にひとしい人は、自分が人間性のかつてない最高の段階に到達したのだと、自惚れるだろう」―宗教倫理が資本主義を発展させるダイナミズムを描いた名著。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 531ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2010/1/21)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4822247910
  • ISBN-13: 978-4822247911
  • 発売日: 2010/1/21
  • 商品の寸法: 19 x 12 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
 ウエーバーのこの論考は、日本では様々な議論の対象となっているので、新訳を出すということはかなり勇気のいることでしょうが、そのようなこととは関係なく、このような有名な図書は闊達な翻訳者による自由な翻訳が沢山出るべきなのです。資本論やヘーゲルの論考はいろんな人が翻訳しているにも係わらず、ウエーバーの本書の邦語訳は学者達の本家・家元論争に巻き込まれ、結果新訳を出す勇気すら若手から奪ってしまったのではないかと思われるほどです。そのような点で不幸で不毛な論争(過激なウエーバー批判とウエーバーに一生を捧げてしまった人たちの応酬も含めて)も単なる消耗でしかありませんでした。
 そのような次第で批判するにしても肯定するにしても日本の土壌ではウエーバーやその翻訳を語ること自体に不自然な慎重さが要求されるのですが、この翻訳はそれとは全く関係なく、自然体で提示されていることがすぐれた点だろうと思います。
 従って、この新たな翻訳で新たに本書に接する人にはこれはよいものでしょうし、この論考を読んでウエーバーの弛まぬ長大な議論を理解したときの新鮮な驚きを得るには本書は申し分ないものです。
 しかしながら、全体的な構成や主要な観点も大体知ってしまっている人々にとっては、この翻訳で益することは多分少ないでしょう。換言すれば、大塚訳あるいは梶山他訳で十年・二十年と暮らしてきた人間にとって、この新たな翻訳が果たす役割は多分ゼロといってよいかと思います。
 とはいえ、先にも述べましたがこのような立派な論考は複数の、それもつまらないアカデミズムの縦横上下関係とは縁もゆかりもない人たちによる自由な翻訳を必要としています。先鋭な議論はこの本を知識として我ものとしようとする人たちにとっては不要なのともいえます。そして、過去の大思想家のまぎれもない学問的業績に触れることは家元制度とも無縁なはずです。そのような観点から言いまして、本書は☆5つでも足りないとさえ思っております。
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By 古本屋A トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
この訳者に対する期待に違わぬ読みやすい翻訳。「定説」を確認するために、針金細工のような大塚訳の上をふらつきながら文を辿った頃は、今は昔となった。「定説」など、どっかにおいておいて、自明な社会のどこか不可思議な起源を、読み解いていくおもろしさを堪能できる。本筋以外に多くのことが書かれていたことは大塚訳でも知っていたが、大塚訳では到底それにかまっていられない針金細工の翻訳だった。本書はそれとは別物で、単なる歴史書を読んでいくような気楽さでページを進めることができる楽しさがある。「名著」の醍醐味と言っていい。大塚訳では、脇固めに必死になって、右往左往するかのような神経症的なウェーバー像だったが、本書では、堂々とのびやかに、自説を展開する傍ら、ことの事実として、逃げも隠れもせず、一見自説に不利な内容も、朗々と語る「常識人」がそこにあった。フランクリンも、ミルトンも、バクスターも、ここでは、ゆとりを持って、じっくりと読んで、彼らの生活態度を十分に吸収できる。結果、本書の展開が却って無理なく補強される。大塚訳では、ただでさえ辿りにくいあらすじに、あれこれ不案内な異国の者どもの言説はやかましかったのに。1節さらりと出てくるキルケゴールや、ウィリアム・ジェームズへの言及も、言葉尻とは言いながら、ウェーバーとの関係を考えるよう促すだけのものがある。ところで資本主義の「精神」=生活態度に就いての巧みな叙述は、今日の英米蘭系のビジネスマンにも相通じるものさえ垣間見られ、あらためて説得力があった。カルヴァン派が、どうほかの宗派と異なっていたかについても、明快だった。だが、予定説の存在「ゆえに」、来世での「救い」に就いての心の中での「確証」を得る「ために」、現世での勤勉倹約が進んだといわれると、どうせ運命は決まっているのに、自分の確証のためにそういう挙動に出る、ということが、分からない。仮にそういうことがあったとしても、ウェーバーがほかの事例で、一過性のこと、決定的ではない出来事、として挙げている他の宗派の諸事例同様、長続きせず、なぜ消えなかったのか、釈然としないものがある。それが「事実の流れだったからだ」と文献で検証されれば、そうか、というしかないが、何か釈然としない。一旦禁欲・労働が教義にかなうとなれば、それが資本主義の起源だと言うのはわかりやすいが、その前の段階につまずいてしまう。本書の論旨の必ずしも確かでないところは明らかなのに、何と日本では、無理にでもウェーバーの説を疑おうともせず感心する人が多いことか。学説を訝しみ首を傾げることは本書の偉大さとは関係のないことなのに。一方、森嶋道夫が言うとおり、本書は、「セイの法則」が妥当する経済背景においてありえたことだ、というのも納得できるし、本書を読んで、ウェーバーもそれと気づいていたと思えた。ずいぶん楽しんだ読書だった。巻末に「日経BPクラシックス」の刊行の言葉があるが、実にたくましく、読書心をくすぐる名文だと思った。
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形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
30年以上前、大学の一般経済史の先生がこの本を強く推薦していたので岩波文庫版を読んでみたが、すぐに放り出してしまった。正直言って、なぜ名著とされるのかさえよくわからなかった。それだけに一度読みたいと思っていたので、新訳が出たと知って購入した。今回は言葉がしっかりと頭の中に入ってきただけでなく、感動すら覚えた。今まで見えていなかった歴史の流れが、視界に入ってきたように感じる。

この訳はまさに画期的であり、私のような経験をした多くの人に是非推薦したい。ドイツ語ということで付け加えれば、『資本論』の訳をもう少しどうにかできないものだろうか。
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