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65 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
併せて読むと理解が深まる一冊,
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レビュー対象商品: プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫) (文庫)
論旨は商品の説明の要約にある通りなのだが、本書は日本人が理解しにくい(誤読しやすい)箇所がいくつかある。その大部分については訳者の大塚久雄氏の解説によりフォローされている。先入観無しに精読したい向きを除いては、まずは本書末の解説を先に読むと理解の助けになるだろう。特に「禁欲」「史的多元論」は正確に把握しておきたい。本訳と本解説についての大塚氏の功績は大きい。しかし大塚氏の認識にも大きな誤りがあることが現在では指摘されている。その誤りとはヴェーバーをあたかも西洋近代合理資本主義の信奉者であるかのように受け取る通説で、大塚氏に限らずヴェーバー研究史においてドイツでも見られた通説だという。 そのあたりの、実は近代主義の批判者であったヴェーバーの一面を読み解くには案外難しく、本書を読み解くだけではさらに難しい(本書p365に“鉄の檻”として示唆されてはいるが。なにせ訳者でさえ誤認しているのだ)。このあたりの詳細は大塚氏の弟子である山之内靖『マックス・ヴェーバー入門』に端的にまとめられているので、併せて読まれたい。
42 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
古くて新しい本,
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レビュー対象商品: プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫) (文庫)
私がこの本を最初に読んだのは、およそ5、6年ほど前になります。うる覚えですが、確か社会科学論文の形式の原形となった本だそうで、論文の書き方を学ぶために読んだ覚えがあります。あまりの量の多さに、脚注をすべて飛ばして読みましたが、これでも内容を把握する上では十分でした。最近読み返したのは、今更ながら欧米の宗教的文化に深い関心を抱くようになったからでして、とりわけ宗教上の原理主義や聖戦といった、日本人にはなかなか馴染みにくい行動原理を理解する上で、本書は少なからず役立つような気がします。また、依然として物議を醸す余地はあるにしろ、かつてわが国を含め世界中で巻き起こった学生運動の最中にも、本書を座右の書としていた人々がいたことも、内容を吟味する上で無視し得ないことでしょう。
40 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
宗教社会学の名著,
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レビュー対象商品: プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫) (文庫)
いわずと知れた宗教社会学の名著である。資本主義の成立をウェーバーなりの理論により説明している。「近代」資本主義の成立はプロテスタンティズムの禁欲的側面から成立したと彼はいう。 当時としても斬新な論文であったと思われる。 論文自体は少々難解ではあるが、とりあえず読み進めてください。最後に訳者の大塚氏の解説がたいへんわかりやすいので、内容が充分に理解できなくてもご心配なく。 時間のない方はとりあえず解説を先に読んで読み進めるのも効果的だと思われます。
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