内容的には多くのプログラミング状況に応用が利くと思われますが、あまりにも Java と アジャイル開発 に偏った説明の仕方をしているため、ぱっと見るとあまり使い出がないように見える人も多いと思う。特に「計画型開発」現場にいる人にとっては、提示される例自体、全然チンプンカンプンで…と言う可能性は非常に高い。ここが -1 の理由。
しかし、特に導入や最初に見せる問題の実例, 解決策の実例は若干 Java に偏っているために、非 Java な環境で作業している人たちにとっては読みにくい、という側面はあるものの、ここに書かれている解決策の多くは Java のみに、あるいは アジャイル開発においてのみ つかえるようなものではない。
大きく言うと
「道具に目を行き届かせよう」
「1つの言語に拘泥しすぎないようにしよう」
「あるモデル・パターンに拘泥しすぎないようにしよう」
という三事を言っており、自分の環境でもある程度応用は聞くはずの内容が多い。
初心者向きではない。上級者は多分同じようなことをどこかで考え・経験しているだろう。「自分よりもずっとうまくプログラミングをするプログラマがいるが、彼らと自分は何が違うのか判らない」というレベルの人たちが読むと丁度良い。