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プロタゴラス―ソフィストたち (岩波文庫)
 
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プロタゴラス―ソフィストたち (岩波文庫) [文庫]

プラトン , 藤沢 令夫
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

当代随一と仰がれるソフィストの長老プロタゴラスがアテナイにやって来た。興奮する青年にうながされて対面したソクラテスは、大物ソフィストや若い知識人らが見守るなか、徳ははたして人に教えられるものか否か、彼と議論を戦わせる。古来文学作品としても定評あるプラトンの対話篇の中でも、とりわけ劇的描写力に傑れた一篇。

登録情報

  • 文庫: 204ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1988/8/25)
  • ISBN-10: 4003360192
  • ISBN-13: 978-4003360194
  • 発売日: 1988/8/25
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
無知の知とは 2004/9/12
形式:文庫
ソクラテスが重要視した、少なくとも自分は何も知らないことを知っているという「無知の知」、また徳とはいったい何かを追求するソクラテスの態度がエディターレビューにもあるように劇的に描かれている一冊。

ソクラテスが、プロタゴラスに教えを乞いたい青年に連れられて行くところから物語は始まる。その中でソクラテスとプロタゴラスは、徳とは何か、それは教えられるものかということについていわゆる問答法(産婆法)を用いて考察していく。またその問答で、当時最高のソフィストとされていたプロタゴラスの無知もまた明らかとなっていく。

哲学に興味のある人だけでなく、「ソクラテス?名前だけなら知ってるけど」という人にもお勧めです。

このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 プラトンを読んだのはこれが初めて。読む前、ソクラテスには「おじいさん」のイメージを持っていたのだが、ここでは自分のことを「ぼく」と言う若者として登場する。この話は、有名人に簡単に自分の大切な魂をゆだねてしまおうとする友人を引き止めた話で、若さや友情や熱さを感じた。
 ソフィストであるプロタゴラスに、大金を投じて弟子入りしようとしているヒッポクラテスに、ソクラテスは、「自分自身の魂の世話を、よく知らない人にゆだねようとしているのだぞ」と警告する。「プロタゴラスのような職業的なソフィストは、魂の糧食である学識を商品として売るような人物なのだから警戒したほうがよい」と、やんわり伝える。
 実際にソクラテスがプロタゴラスと討論するなかで、プロタゴラスが吟味されていく。「徳」はプロ教師による教育が可能なものだとするプロタゴラスと、人に教えられるようなものではないとするソクラテス。討論の途中、弁論の手法や論題の選択をめぐる駆け引きもある。ソクラテスは、ギャラリーを見方にしたり、年長で高名なプロタゴラスに礼を失さず、丁寧な態度をこころがけたりと、人心掌握もうまい。ときどき若者らしい直截さものぞかせて、わくわくさせられた。
 最終的に勝敗を決することなくソクラテスは討論を終わるが、結果的にプロタゴラスを当初とは逆の主張に導いてしまう。ソフィストがお金をもらって教えているような「徳」が、はたして本当の徳なのだろうかと、プロタゴラスにすこしは考えさせることにも成功したようだ。ヒッポクラテスの弟子入り志願の熱も、いつのまにか冷めていたようだ。徳や知の価値や、魂は価値高いものだぞ、簡単に人にゆだねるな、というソクラテスの熱い思いが伝わってきた。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ドラゴン ポルト トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
徳などが人に伝えられるかということを主張するソフィストの主張にたいしてソクラテスが検証していきます。

これはメノンとの関係がありそうですが、メノンで掘り下げられたところまで話しは進まず、途中までであえて話を止めているような感じがあります。

場面構成が、非常に考えられています。イデアにまで話がいきそうな場面もありながら

あえてすぐに核心的なところには近づかずに、読者の思考を誘っているような感じがする構成をとっています。

ソフィストとは機械的になりがちな人間存在そのものでもあるのでしょうか。
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