思えば古くからのジャッキー・チェンのファンは、DVDの時代になってから、発売される旧作商品には度々裏切られてきました(特にU社の「ポリス・ストーリー香港国際警察」)。
そして今回、ようやく待望の要件を満たしたブルーレイが発売! 期待値も上がろうと云うものです。
さて、実際の商品。
2作とも本編画質・音質は完璧ではないものの、とりあえず合格とします。特に画質はまだまだフィルムグレインはシーンによっては結構目立ちますし、キズも残っています。それでもDVDに比べれば圧倒的に良いです。特に発色は各段に向上しています。
吹き替え音声は、1作目はTVのノーカット版を収録、2作目は新規収録。これで違和感なく安心して観られます。
ただし、両作ともパッケージには仕様が“1080p”と表記されているのに、インターレースで収録されています(フォーチュンスターのロゴだけプログレッシブになっています)。メーカーのミス?
それから嬉しいのが、日本劇場公開版の収録。しかし重要なのは、これはSD画質になっています。また、冒頭の日本語タイトル画面とエンディングクレジット画面はビデオ(レーザーディスク)から素材を求めたと思われ、かなり画質は低下します。さらにエンディングクレジットは、ビスタサイズ(本編はシネスコサイズ)になっています。それでも充分に観られるものになっていますので、コレクション的付加価値として認識すれば良いと思います。
ただ、1作目は何故かオープニングクレジットの文字が白に、そしてNG集のラストカットで、手榴弾の爆発の効果音が入っています。私の記憶では、それぞれ赤と効果音なしだったと思うのですが。それから日本語タイトル画面の字幕スタッフ(宍戸正氏)の名前と映倫マークがトリミングされています(これは字幕が替わっているからでしょう)。2作目の日本語タイトル画面は、LD-BOX用の素材(推測です)からやはり字幕スタッフ部分がトリミングされています。
他にも劇場公開版との差異があるかも知れませんが、ざっと観た限りではこれ位です。
他の映像特典も、ほとんどはSD画質で、さらにDVDの再録です。しかし、やはりLD-BOXの素材によるものと思われる日本劇場用予告編の新規収録も嬉しいです。また、グッズのフォト・ギャラリーも個人的には楽しめました。
惜しいのは、2作目の幻のカットシーンがやはり収録されていない事です(日本版予告編で、ちょっとだけ観られますが)。
あとは、このBOXでのみ手に入る特典DVD。トータルで約50分です。基本的に1作目のものです(だったら1作目のケースに入れて下さいよ、メーカーさん)。
挨拶映像(3分半)はなかなか興味深いものでしたし、インタビューも(収録は大分前みたいですが)悪くなかったです(各17分ほど)。
ただ、メイキング(12分弱)は撮影風景にBGMを被せただけでナレーションもテロップも現場音声もない、ちょっと残念なものでしたが、それでも結構面白かったです。
総論としては、2作とも完成度の高い作品ですので、まだDVDでも持っていない方には絶対オススメします。
DVDを持っている方は、吹き替え派の方なら、やはり買い直す価値はあります。
高画質にこだわり、特に字幕フォントのギザギザが許せない方も、是非買い直しを検討して下さい。
余談ですが、先日「1911」を観てきました。この作品、ちょうど「プロジェクトA」の時代と合致するんですね。関連付けて両作を観ると、またちょっと違った楽しみ方が出来ます。
2011.11.18追記
メーカーに問い合わせたところ、インターレース収録は元の素材に起因するものらしいです。通常、映画は「1080p」で収録されるのがほとんどなので、先入観による誤記載だと思われます。
この「プロジェクトA」「プロジェクトA2」の他に、「サンダーアーム」「奇蹟 ミラクル」「サイクロンZ」「キャノンボール」がインターレース収録で、おそらく12月発売タイトルもジャケットには「1080p」と表記されているかも知れません。