本書のサブタイトルに「5つの極意」とあるので、ノウハウやハウツー本と思って手にすると、その期待は逆の意味で大きく裏切られる。今までのPM本にはないタイプの書籍であり、人を動かす立場の方、少なくとも”プロジェクトマネージャー”という職務に携わっている方には、是非読んでいただきたい書籍である。明日からのプロジェクトマネジメントに対する「心・技・体」が、大きく変化するものと思う。
本書は「技」よりも「心」「体」のあり方に力点を置いている。即効性のある「技」を求めがちな世の中ではあるが、著者は「技」を支える「心」と「体」のあり方を解説している。一度読むだけではなく、多忙なプロジェクトマネージャーが日々の業務に流されることのないよう、セルフチェックの意味で、定期的に読み返すとさらに効果が高いであろう。