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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自分が関わったプロジェクトを思い出し涙が出てきた,
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レビュー対象商品: プロジェクトファシリテーション (単行本)
ビジネス書を読んで、泣いたのは初めてだった。古川電工の人事業務の改革プロジェクトに関わった社員とコンサルタントの人が共同で書いたプロジェクトの顛末記だけど、こういった本にありがちな成功談ではなく、大規模なBPRプロジェクトにおける問題点や解決方法を、苦労話を交えながら、また、プロジェクトへの熱い思いが込められた本だった。 一般にプロジェクトマネジメントの本では、PMBOKの体系にしたがった管理手法を説明することが多いが、この本では題名のとおり「ファシリテーション」を中心としたプロジェクトにおけるコミュニケーションの重要さを実際のプロジェクトの経過に沿って、紹介してくれている。実はプロジェクトの一番難しいところはここ。PMBOKはもちろん参考になるし、大切だけど、それをベースに現実にプロジェクトを動かしていくのは人間。プロジェクトのステークホルダーをいかにファシリテートしていくのかが重要なんだけど、それのノウハウはなかなか書籍にするのは難しい。そういった意味でも貴重な本だと思う。 自分もこの10年ぐらい、庁内のBPRやそれに基づくシステム開発プロジェクトに携わっている。なんとか失敗は免れているが、庁内の合意形成や意思決定のあり方、ユーザの同意の取り付け方など、今でも苦労している。プロジェクトリーダーとして、ファシリテーションのスキルが足りないのだろう。この本を読むとつくづくそう感じる。 しかし、この本を読んで胸が熱くなるのは、今まで関わってきたプロジェクトや現に今、進行中のプロジェクトが思い起こされたからだ。この本の事例ほどではないが、庁内の大規模プロジェクトで経験した苦労が、一挙に甦り、その時のプロジェクトメンバの顔が目に浮かんだ。 この本を読んでも感じるのは、結局プロジェクトは「人」が動かすということ。プロジェクトメンバ、コンサルタント、システムベンダ、そして庁内の職員が「One Team」になってゴールに向かって進むこと。そして、その「One Team」を作るための有効な手法が「ファシリテーション」なんだ。個々のメンバの資質も問われる。職員ももちろんなんだけど、コンサルもいろいろだ。今までも、何社も一緒に仕事したが、やはり成功したプロジェクトのコンサルは有能だった。 そういえば、この本の著者の一人が属するケンブリッジ・テクノロジーの人から、以前会議改革のコンサル案件の提案を受けたことがあった。一緒にプロジェクトをやってみたいなぁ。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
業務改革プロジェクトに参加することになった方、業務コンサルティング希望者にはお進め,
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レビュー対象商品: プロジェクトファシリテーション (単行本)
手に取った瞬間に、アタリと思う本はなかなかありませんが、この本は、非常にアタリでした。本書は、古河電工の人事BPRの実話が書かれています。 あのプロジェクトの裏はどうなっていたのだろう、っていう話は、日々、プロジェクト運営に悩む身としては、非常に興味のある話だと思うのですよね。 本書での、古河電工の人事BPRは、S級の複雑さをもつ人事制度、関係者数のもとに、カスタマイズ不能のパッケージを導入するという話であったそうです(パッケージは機能適合性をみて選定されたのではありますが)。 条件は超に超がつくハイレベルのプロジェクトであったろうことは明白です。 上の「商品の説明」も読んで頂きたいのですが、コンサルタントと古河電工プロジェクト副チーム長の共著となっています。 つまり、プロジェクトが終わってから、こうやって本が共著で書けるところまで関係が築けている。実に奇跡的で、うらやましく感じました。 普通は、なんとかプロジェクトを終結できても、不満が残って関係が良くないことも多いのに。本当にすごいことです。 構成は、時系列で、コンサルタントの方と古河電工の方が、その時期に考えていたことを交互に書いていく形式となっています。 この書き方は、コンサルタント側の思い、古河電工側の思いのそれぞれが見えて、非常に興味深く、貴重です。こういうスタイルにしたから、わかってくるものがある。 読んでいて、古河電工の方もケンブリッジの方も、大変な力を発揮して乗り切ってきたことがよく分かる。 (この辺り、書き方的にハリセンを打っていないので、プロジェクト経験がないと、息が詰まる感じは読み取りきれないかも知れませんけれど。) そして、最後は成功している。 万事を尽くし成果を出して終われるプロジェクトとは、こういうものだろうといったことがよく分かります。 今後、社内プロジェクトに参加するときには、本書で得たイメージを生かせたらなあと思いました。 それから、最近は失敗プロジェクトについて書かれているものが盛んですが、やはり、成功経験の方がずっと大切だと思います。よくできた本ですから、疑似体験するのにはもってこい。社内でも勧めて回ろうかと思っています。
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
正直、嫉妬した。,
By 高井戸君 (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: プロジェクトファシリテーション (単行本)
本から伝わってくる、2人の著者(クライアントとコンサルタント)の関係を読んで、嫉妬を覚えた。 私は、コンサルタントという立場でも、コンサルタントを使う クライアントの立場でも仕事をしたことがあるが、ここまで 信頼関係を築き、本音でぶつかることはできなかった。 題名通り、最近よく聞くファシリテーションをプロジェクトに適用する 方法についての本なのだが、ツールやノウハウの解説本ではない。 実際のプロジェクトを5年間追った、サクセスストーリーになっている。 2人の著者が替わりばんこに書く形式によって、いろいろな関係者の 熱意や思惑が読みとれる様になっている。 実話そのもの、ということだが、プロジェクト終盤での 現場の人の「こんちくしょう」みたいな、生々しい話も出ているのが リアルでよい。プロジェクトと教科書は違う、ということか。 最後に「実践の手引き」が少しまとめられているものの、 ファシリテーションのマニュアルを期待する読者にはすこし 肩すかしか。それよりも、読み物として楽しむ方が結果として 身に付く気がする。
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