本書はプロジェクトの失敗回避について、米国のプロジェクトマネージメントの考え方に即して解説している。位置づけとしてはプロジェクトマネージメントの導入書。プロジェクトマネージメントの考え方や発想の仕方といった根本的な部分から、プロジェクトの成功率を上げるための手法、そして失敗を避けるためのケーススタディやマネージャーに必要なスキルまでが扱われている。失敗回避のケーススタディはプロジェクトマネージメントの考え方を教えることをメインにしているため、必ずしも詳細な対処法を記しているわけではないが、プロジェクトマネージメントをいろいろな角度から眺めることでさまざまな発見があるだろう。
実際にプロジェクト成功率を上げるための手段として、本書では、組織的な対策と資格利用などの個人レベルでの対策を扱っており、実際にどのような対策を講じることでプロジェクトマネージメント力を確保することができるのかがつかめるようになっている。国内での対策実施事例も簡単に紹介されているので組織的な対策の参考になるだろう。最後のプロジェクトマネージャの仕事についての解説では、プロジェクト運営において注意すべきことや一連の作業が説明している。プロジェクトマネージメントに必要なスキルや組織体制などを幅広く総括的に知ることができるので、導入の1冊として役立つはずだ。(斎藤牧人)
登録情報
|
「プロジェクトを、企画を、あるいは事業を成功させるために」チームメンバーは、プロジェクトマネジャーは、部門長は、経営者は、今何をすべきか、次に何をすべきか、日本でよくある事例を取り上げて、元気付けてくれます。
サブタイトルに「ITプロジェクト」とありますが、IT業界は仕事の殆どがプロジェクトであること、失敗例が豊富であること、それにもましてプロジェクト・マネジメントをめざす読者層が厚いという、市場戦略と思われ、ITビジネス以外の読者にも十分「効く」内容といえます。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|