(日経Linux 2003/09/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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StrutsはMVCモデルを適用するが、全体のアーキテクチャーの中でビュー・コントローラーの
役割を果たすにすぎないからである。
また対象となっているバージョンが1.1となっており、
TilesやValidator,DynaActionForm等の新機能の説明が盛りだくさんである
ことも付け加えておく。
本書の内容ですが、イントロダクションに続いて第3章でStrutsの全体像を取り上げています。この章を読んだだけではいまひとつ理解できないかもしれません。しかし、章が進むにつれて、Struts全体が理解できるようになっています。
続いて、実システムを構築する上でアーキテクチャ的に有用な説明が続きます。Validatorフレームワークを使った例外処理、洗練されたEJB Session Beanとの連携、共通的な画面を効率的に実装するためのTileの活用。これらを通読すると、Struts等による開発がフレームワークなしの開発と比較してどのように有効なのか理解することができます。
終盤では、さらに周辺的な話題が取り上げられます。ロギング、パッケージング、Antによる自動化といった説明は、なじみの少ない読者にとって有用なチュートリアルとなるでしょう。私の場合、ロギングに関する知識が整理され、参考になりました。
本文中のソースコード例はそのまま転用できるというものではないかもしれません。しかし、本質をうまく捉えており、アーキテクチャレベルで参考になるものです。
本書を読むのにぴったりの読者は、JSP&Servletの基本を理解しており、アーキテクチャの有効性を痛感しており、!その上で有用なソフトウェア・インフラストラクチャを探している人です。Singletonパターン等がさりげなくコードに登場しているので、基本的なデザインパターンの知識を持っているとよいでしょう。
英語はクセの少ないほうで、読みやすいほうだと思います。
この本は、最新のStrutsに対応しています。内容は、Strutsだけでなく、サーブレットの解説から始まり、フレームワーク、MVCモデルと進みます。その後、Strutsの様々な機能を、章ごとに解説してあります。最後には、パフォーマンスに関する解説もあります。
内容は初心者には難しい物となっています。これからサーバサイドJavaでStrutsの勉強を…という人にはお勧めしません。ある程度、Strutsを使った経験があり、さらに詳しく知りたいときにこの本が役に立ちます。
Struts1.0を使ったことがある人にもお勧めです。Struts1.1で変更された部分が付録として書かれています。差分だけを効率よく知ることができ、学習時間の短縮にもなるのではないでしょうか。
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