たとえば、犬の散歩中に別のみすぼらしい黒犬が自分の足をかみはじめ、追い払えずにそのまま散歩を続けるという「順調にエリートコースを歩んできた中年男性」が見た夢について、著者は「今までに彼が省みなかった自分や他人をこれ以上邪険にすると、アキレス腱をかみきられるような目にあう」というメッセージを読み解いている。この場合、夢は「警告」「助言」の意味をもつのだという。
こうして「夢分析」は危険の防止に役立つほかに、身体の変調を知らせてくれたり、人生の豊かさや勇気などを与えてくれたりもすると著者は論じている。夢を現実のプラスになるように解釈するのがそのポイントだといえよう。分析例には「トイレの夢」「遅れる夢」「飛ぶ夢」「死の夢」「性の夢」「喧嘩の夢」などメジャーな夢もあり、自分のケースにあてはめれば、現実を改善する手がかりになる。
著者は「なぜ自分はこのような夢を見たのか」「現実との違いはどこか」という2点から考える方法を紹介して「夢分析」をすすめている。本書のように客観的に分析するのは難しそうだが、自己や現実を直視するきっかけが得られるのは確かだ。さっそく夢を見たくなること請け合いである。(棚上 勉)
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「夢とは自分自身の無意識の部分から送られてくる応援メッセージ」
であり、そのメッセージを上手に受け取ることが出来れば人生の指針が得られると書かれていました。
「現実に起こった大変なことが、夢に現れるようになったらその問題を克服しつつあるという兆候」
というのも興味深かったです。
夢を見るのは毎晩のことなので、意識するのとしないのとでは結構人生に差が出るのかも…と思えました。
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