こういうと語弊があるかもしれませんが、この本は
「タイプムーンと竜騎士07に続くにはどうすればよいか?」
を考察した本といえます。
第一章と第二章がそれらの作品の紹介と、なぜヒットしたのかの考察。
第三章が制作におけるノウハウ。
第四章が作品の宣伝と頒布への考察。
という構成で、全体的に非常によくまとまっています。
特に第三章と第四章の、著者の実体験を交えた具体的な話は大変役に立ちます。
少ない負担で立ち絵の差分を増やすテクニックや、体験版はいつ出すべきかといったことが書かれた本は、案外少ないのではないでしょうか。
ただし、スクリプトの指南やシナリオの書き方など、実際に制作する時に必要になる専門的な技術については何も触れられていません。
そういった技術について書かれた本は他にたくさんありますので、そちらをあたりましょう。
ですが、この本のように「何を作り、どうやって売るか」を考えた本は貴重です。
ページ数の割りに値段が少し高めですが、それに見合う内容があります。