著者の藤尾秀昭氏が、
雑誌「致知」の編集を通じ出会った各界一流人に共通するエキスをまとめたものであり、
内容は極めて濃いと思う。
著名経営者の言行をただ引用しただけの本ではなく、
著者自身が心底納得して腹に落ちた仕事と人生のエッセンスを、
自らの強い思いと責任で選び抜き、まとめ上げた力強さが伝わってくる。
武田双雲氏の書も、
著者の強力なメッセージを数少ない文字の中にみごとに結晶化し、
読む側に強く迫ってくるものが感じられる。
書籍としてこれだけ薄く、これだけ行間を取りながら、
これほど読者にインパクトを与えてくれるものも、そう多くはないのではないだろうか。
プロとアマの四つの違いと一流プロの条件、仕事成就に必要な「三つの意」、
「まず思うこと」の大切さとそれに価値を見出し信じ切る信念の力、
己に勝つこと(克己)の本質、人生をひらく三つの鍵と四つの心構え、
その根源的な力となる発憤力・・・
この本に書かれていることの全ては、
社会人成り立ての新人のみではなく、全ての社会人が学び実践すべきことであり、
日々肝に銘じておきたいことばかりだと思う。