若い人達の合唱に好感が持てるいいディスクだと思います。
当CDは
合唱魂にさらに10曲の音源を
追加して再発されたもののようです。
こちらの方が、曲数が多くて安価なのでお得です。
ただ、ジャケットイラストが気に入らない方は前の版を
選ばれてもいいでしょう。
演奏は松原混声合唱団、合唱団京都エコーといった
日本アマチュア合唱のトップレベルから、
早稲田・慶應・関学・同志社のグリー&
福永陽一郎氏・北村協一氏指揮という
大学男声合唱界の「黄金コンビ」、
そして、中高生、小学生、少年少女合唱団
によるものまで多岐にわたっています。
中学生の演奏の中には「ん?」と思わせるものもありますが、
爽やかな若さでカバーしているといった感じでしょうか。
個人的に好きなのは、Disc 1 では『名づけられた葉』。
作曲者の飯沼信義氏は一般的には知名度があまり高くないかも
知れませんが、心に沁みる味わい深い曲を書かれる方だと思います。
コール・フロイントが表情豊かに歌っています。
Disc 2 では『風』(白髭克三作詞、林雄一郎作曲)。
関学グリー&北村協一氏の名演だと思います。
この組み合わせでは他にも、
パワフルな『斎太郎節』や、繊細な『はるかな友に』などの
いい演奏が収録されています。
松原混声の『信じる』や『千の風になって』『鴎』は、
十分上手いのですが、あえて言わせてもらえば、
「歌いたい!」という気持ちが所々で途切れるような
感じがあって、そこが実に惜しいと思いました。
福島県立安積女子高校(現:安積黎明高校)合唱部による
『瑠璃色の地球』。
素晴らしいです。当レビューのタイトルもこの曲の中からとりました。
「歌を歌う」ということがどういうことか、
そして、「音楽とは」ということについて、
指揮者はもちろん、合唱団員一人一人が
よく理解しているからこそ、こんな演奏が出来るのだと思います。
福島県郡山市にある学校です。
大変な状況下だと思いますが、
福島県にはこんな素晴らしい合唱文化もあることを
今後も発信し続けて欲しい…
何も出来ないのですが、陰ながら応援しています。