たぶん、三巻あるうちで一番読みやすい巻。ギリシャ・ローマで一番メジャーな人たちについて書かれたものなので。
登場人物は以下の通り。
[クラッスス]第一回三頭政治の立役者の一人。カエサルの最大の資金的パトロン。彼の借金の保証人になったこともある。
[ポンペイウス]第一回三頭政治の立役者の一人。絶頂と転落の人生を送る。
[カエサル]ご存知一番の有名人。モムゼンいわく「ローマで唯一の創造的天才」
[キケロ]ラテン語散文の名手。いろいろ問題のある面白いヤツ。彼に関してはデモステネスと比較した文章が附されている。
[アントニウス]キケロいわく「肉体が頑丈なだけが取り柄の無教養人で、酒に酔いしれ下品な娼婦と馬鹿騒ぎするしか能のない、剣闘士並みの男」
名誉欲、支配欲、エゴイズムに駆られ非業の最後になった人たちを扱った巻と言える。