誰もレビューを書いていないのでなんとなく書いてみることにします。
ロンドンでレコーディングされただけあって音は物凄くクリア。
清竜人の今までの音源で、一番音の質感が澄んでいて自分の好み。
特にギターのクリーントーンの音なんか聴いていて気持ちいいね。
そして相変わらずの素晴らしい歌声、他のアーティストで例えるならTamas WellsとかSigur Rosとか
天使の歌声と称される声を持つアーティストに匹敵するぐらいに声が良いのだ。
あとジャケットも良い、リピートアフターミーとかけて足音が描かれてるのかな?
歌詞は基本的には応援ソングなんだけど、巷に溢れているありがちな応援ソングなわけじゃない。
リスナーの背中を押さないんだよね。
自分は前に進むから僕の雄姿を見ていて、そしてリピートしてよ。
捻くれているのかもしれない。
でも、そんなところも清竜人らしさとして捉えてしまえば+要素だ。
カップリング曲の"ニッポン"も負けず劣らず、とまでは言えないけれど良い曲だ。
歌詞にぜひとも注目してほしい。
ここは夜の12時なのに あそこは真昼の12時だという
太陽にも無理はある
彼は幸せ真っ只中で 私は絶望真っ只中だ
つまり 地球は回っている
思わず唸ってしまうくらいに見事な表現だなあ。
そして、こう最後に続く。
地球は回ってるのだから ハッピーだって 悲しみだって 回ってくるに決まってるさ
どんな国にだって どんな人にだって 回ってくるさ
またもや唸って納得してしまうような自分がいるのである。
アレンジは凝ってないというか、アコギ弾き語りの曲なんだけどこの曲も名曲だ。
個人的に今までの清竜人の音源は全部好きだけど、その中でも特に気に行った一曲。
7分越えという時間の中で展開される歌詞の世界、うたを中心としながらもそれを彩る楽器のアレンジ、
どこをとっても見事で文句のつけようがない傑作のうたもの。
Jonsiの"Sticks & Stones"に並んで、今年のベストソングです。