TVスポットで面白そうだと思い、何の前知識もなく鑑賞しました。
冒頭の誰もいない大阪を走る綾瀬はるかのシーンから、大阪夏の陣のシーンに移っていくのを見て、壮大なSF映画なんだと思いながら、前半は40分はどうなるのかと結構わくわくして見れました。
しかし、中井貴一が堤真一にプリンセストヨトミの秘密をあっさりバラすシーンがあって、あとの一時間はどうするの?と心配になりましたが、案の定、以降のシーンは、「ありえねー」と思うエピソードの連続で、全くストーリーに共感できずエンドロールを向かえてしまいました。
大阪の町が空っぽになるシーンで、空堀町界隈が無人になるのは目をつぶるとして、梅田駅前が無人になるほどの非常事態が起こった原因がお粗末過ぎます。
冒頭シーンでSF的なすごいことが起こると勘違いしただけに、落差は大きく、この時点ですっかり興ざめしてしまいました。
疑問点は数多くありますが、大きなものとしては、
※大阪には生粋の大阪人しか住んでないし、梅田には男親と死別した男性しか働いていないのでしょうか?
※外国人を含む観光客や、大阪以外のメディアは何をしているのでしょう。
さらに言うと、大阪の機能が停止するくらいの動員力がある割りに、普通にホテルにいる綾瀬はるかとプリンセスの居場所が判らず、また探す努力もせず、ただ単に府庁に集まって騒ぐだけの大阪国では、お先真っ暗です。
こんな大きな騒ぎを起こして、大阪国の秘密が守られると思っていることもありえませんが、たった年間5億の予算で大騒ぎするなら、単純に大阪国の国民から年間1万円徴収すれば良いのにと思います。
超豪華キャストで、エキストラも大量に投入し、交通規制も実施したと本作のメイキングでありましたが、考えられないほどの無駄遣いだと思います。
最近見た作品がたまたまなのかも知れませんが、日本映画の行く末を本気で心配してしまいます。
そろそろTVドラマや漫画の原作人気にあやかったスカスカのストーリしかない映画作りをやめて、オリジナル作品に力を入れて欲しいものです。