なんかテンポがよくない感じがします。ちっとも読み進まないというか。
前作のように、なんだか分からないけど、不思議な中に引き込まれていくという感じではなくて、妙に説明に終始しているというか。
どうでもいい、必要以上に細かい情景描写、周辺描写にこだわりすぎている感じも否めない。
会計検査院の魅力的なキャラがどう生きるのか、最初はワクワクして読み始めましたが、登場のさせ方が中盤までは中途半端な感じだし、少年のセーラー服願望も、今ひとつ感情移入できない(クライマックスの100頁は一気に読めましたが)。
それから、赤い大阪城とか、大阪国の議事堂とか、妙にビジュアル…最初から映像化を意識しているような雰囲気も感じられて、なんか純粋に楽しめないと感じもしましたが。
ちょっと気合いが入りすぎたかなぁ、という印象の出来で、私には今ひとつでした。