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97 人中、80人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
う〜ん,
By もか - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: プリンセス・トヨトミ (単行本)
なんかテンポがよくない感じがします。ちっとも読み進まないというか。前作のように、なんだか分からないけど、不思議な中に引き込まれていくという感じではなくて、妙に説明に終始しているというか。 どうでもいい、必要以上に細かい情景描写、周辺描写にこだわりすぎている感じも否めない。 会計検査院の魅力的なキャラがどう生きるのか、最初はワクワクして読み始めましたが、登場のさせ方が中盤までは中途半端な感じだし、少年のセーラー服願望も、今ひとつ感情移入できない(クライマックスの100頁は一気に読めましたが)。 それから、赤い大阪城とか、大阪国の議事堂とか、妙にビジュアル…最初から映像化を意識しているような雰囲気も感じられて、なんか純粋に楽しめないと感じもしましたが。 ちょっと気合いが入りすぎたかなぁ、という印象の出来で、私には今ひとつでした。
66 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
荒唐無稽。だけどそれが面白い。,
By Goh (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: プリンセス・トヨトミ (単行本)
以前、ドラマ版の鹿男に夢中になったこと、そして自分が大阪人であるということで、この本を手に取りました。 作者が大阪出身なので、非近畿圏の作者が書く、 しつこいような(でんがなまんがな調な)違和感のある関西弁ではなく、 関西人にとって違和感の少ない、自然な関西弁で、 地元の人間としては読みやすく、親しみも持てました。 内容については、この作品ではどれを述べてもネタばれになりそうな感がありますので多くは書きませんが、 帯や内容紹介にある、「大阪全停止」というのは、全体の三分の二が終わってからのことで、 それに関する謎解きの類いもあまりありませんので、 帯や内容紹介を見て買おうか悩んでいる、という人には注意が必要かもしれません。 メインは「会計検査院から検査に派遣された三人対大阪」という構図で話は進んでいくのですが、 中盤辺りから、まさに荒唐無稽、ややファンタジーや妄想の域に入るほど、 話は明後日の方向に向かっていきます。 しかし、それも作者の歴史と大阪人気質に関する造詣の深さでなんとかカバーされ、 骨のある話になっていると思います。 特に面白いのはそれぞれの登場人物の名前でしょう。 東京(つまり東)から派遣された三人がそれぞれ松平、旭(これはファーストネームですが)、鳥居、 大阪(つまり西)に住む人々の名前が、真田、橋場、島と、 戦国時代後期の歴史に詳しい方なら、 名前だけで登場人物の大体の立ち位置がわかるような構造になっています。 話の内容的にも、歴史についてより詳しい方が、ニヤリとできる箇所が多いかもしれません。 また、荒唐無稽な話でありながらも、根底のテーマはしっかりとしたものを持っていて、 ただ作者の妄想を書いただけの絵空事に留まらない、面白い小説でした。
33 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
いつもの「あったらいいな」の魅力が…,
By
レビュー対象商品: プリンセス・トヨトミ (単行本)
本屋さんで好きな作家の新刊を見つけたときの喜びはたまりません。またその本が分厚いと、うれしさ倍増です。ただし今回はちょっと期待を裏切られてしまいました。他の方も書いておられますが、自分もこれまでの作品のようなグイグイと読者を惹きつける魅力があまり感じられませんでした。話のスケールが大きくなったからか、細かい設定に気を遣いすぎなのか、はっきり言ってテンポが良くありません。そしてこの作者の最大の魅力とも言えるファンタジーの要素ですが、「京の町にオニがいたら…」「鹿がしゃべったら…」という、もしかしたら本当にあるかも、あったらいいな、と楽しい気分にさせてくれるところが少なかったです。自分が大阪城に向かうところを想像してみても、いまいち感情移入できません。なんだか悪いことばかり書いてしまいましたが、また次の新刊を楽しみに待ちたいと思います。
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