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プリニウス書簡集―ローマ帝国一貴紳の生活と信条 (講談社学術文庫)
 
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プリニウス書簡集―ローマ帝国一貴紳の生活と信条 (講談社学術文庫) [文庫]

国原 吉之助
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

2千年前、ローマは爛熟と頽廃を内に孕みつつなお、地中海の覇者として君臨した。その陰に祖国の未来を疑わず、人間の崇高性を信じ続けた貴紳達がいた。本書はその1人プリニウスの2百余通の手紙を所収。ベスビオス火山と大プリニウスの死の記述など、史料的価値と同時に時空を超えて深い共感を呼ぶ。名訳で読む清冽な書簡集。

内容(「BOOK」データベースより)

二千年前、ローマは爛熟と頽廃を内に孕みつつなお、地中海の覇者として君臨した。その陰に祖国の未来を疑わず、人間の崇高性を信じ続けた貴紳達がいた。本書はその一人プリニウスの二百余通の手紙を所収。ベスビオス火山と大プリニウスの死の記述など、史料的価値と同時に時空を超えて深い共感を呼ぶ。名訳で読む清冽な書簡集。

登録情報

  • 文庫: 479ページ
  • 出版社: 講談社 (1999/03)
  • ISBN-10: 4061593676
  • ISBN-13: 978-4061593671
  • 発売日: 1999/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 611,411位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本書は、小プリニウスの書簡をカテゴリに分類した訳書です。
国原氏の自然で生き生きとした訳は、直訳的な歴史書の類に辟易とした経験の
ある読者にもすんなりと受け入れられ、古典への嫌悪感を取り払ってくれる
でしょう。
書簡を集めたものですから、一本筋の通ったテーマが特にあるわけでもありません。
中には大プリニウスに関する記述、政治への考察など、史実を当事者の視点から
見たものもありますが、他愛もないおしゃべりのような手紙も収録されて
います。読者それぞれが、古代ローマ爛熟期の空気を自由に感じ取り、
イメージを膨らませることができるでしょう。
下手な考証よりもずっと、生のローマを感じさせてくれる一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
日本語で小フ゜リーニウスの書簡集が読めるとは、よい時代になったものです。

しかしながら、本書は抄訳であるうえ、ラテン語の固有名詞の母音の長短を明示しないなど、いささか残念な点も見受けられます。したがって4つ星に留め置きました。

  とは言い条、原文の風韻をよく伝えてくれる名訳ですし、重要な「書簡」は一応すべて翻訳されているので、ラテン語が苦手だけれど完訳が欲しいという人はLOEB CLASSICAL LIBRARY の対訳本でもお読みになるようオススメいたします。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
著者のプリニウスは、ベスビオ火山の噴火で死んだプリニウスの甥。「小プリニウス」の方です。

表紙にプリニウスの彫像が出ています。
顔立ちは細く、鼻筋は細く高く、口角は上向きながら厳しく絞まり、頬骨高く、なで肩で、ぶ厚い本を手にしています。
書簡の内容もこの外観とよく調和している。
努力家で、清潔で、体よりも頭がよく動く人のようです。
感情的に激しやすい面もあったようで、潔癖ゆえの頑固さも感じられます。

書簡なのに数字がまったく出てこない(別荘のレンタル料とか)こと、あまりに精神的なトーンが統一されていること、などに出版用に推敲したのかな?との疑惑があります。
だとしたら、この書簡は「プリニウスの姿」でなく「プリニウスが世間にこう思われたいと思っていた姿」になりますね。

書簡の中にラウレンティウムの別荘について、長々と説明している箇所がありますが(その長さがこの別荘に対する熱意が感じられてほほえましいのですが)、この別荘の跡は現存しているそうです。
ローマに行く前に、必ず再読しなくては。

また友人への手紙の中で、当時のゴシップをさまざま書き連ねているのが興味深い。
史家タキトゥスに請われて、叔父プリニウスの最期やベスビオス火山が噴火したときの様子など記しているますが、これがタキトゥスの著書の中でどのように記述されているか、見てみます。

翻訳は、ベスビオス火山が「ウェスウィオス」と表記されるなど、カタカナ表記のゆれが少々ありますが、読みやすく、精神的に安定したプリニウスの語調をよく伝えています。

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