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プリズム [単行本]

百田 尚樹
5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

いま目の前にいるのは、私が愛した“あなた”ですか?
かつて誰も経験したことのない、切なくミステリアスな恋愛の極致!!

世田谷に古い洋館を構える資産家の岩本家に聡子は足を踏み入れた。美しい夫人から依頼されたのは、小学校4年生になる息子・修一の家庭教師。修一と打ち解け順調に仕事を続けていた聡子だが、ある日、屋敷の庭を散策中に、離れに住んでいるという謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、聡子に挑みかかってきたかと思えば、数日後の再会では、陽気で人当たりが良く聡子を口説いてからかったり、かと思うと、知的で紳士然とした穏やかな態度で聡子との会話を楽しんだり……。会うたびに変化する青年の態度に困惑するが、屋敷の人間は皆その青年については口を硬く閉ざすのであった。次第に打ち解けていく青年と聡子。やがて、彼に隠された哀しい秘密を知った聡子はいつしか彼に惹かれはじめている自分に気づき、結ばれざる運命に翻弄される。変幻自在の作品を生み出す著者が書き下ろした、哀しくミステリアスな恋愛の極致。

内容(「BOOK」データベースより)

「僕は、実際には存在しない男なんです」世田谷に古い洋館を構えるある家に、家庭教師として通うことになった聡子。ある日、聡子の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、ときに女たらしのように馴れ馴れしくキスを迫り、ときに男らしく紳士的に振る舞った。激しく変化する青年の態度に困惑しながらも、聡子はいつして彼に惹かれていく。しかし彼の哀しい秘密を知った聡子は、結ばれざる運命に翻弄され―。

登録情報

  • 単行本: 343ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2011/10/6)
  • ISBN-10: 4344020642
  • ISBN-13: 978-4344020641
  • 発売日: 2011/10/6
  • 商品の寸法: 19 x 12.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 19,204位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
作者の他の作品が好きだったので作家買いしたものの、正直ハズレでした。

多重人格者との恋愛という題材は面白いと思いますが、物語の筋に当てはめるために人物が行動している印象。症状を説明するためとはいえ不自然な状況が目立ちます。(赤の他人がカウンセリングに同席とか医師が何でも話してしまうとか)

許されない恋の割りに、惹かれあう理由が「美人だから」「理想的な男性だから」程度で感情移入できません。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
百田さんが描く女性の描写が自分はどうも苦手らしい。 主人公の聡子という女性、もう読むのやめようかな…って思うくらい大嫌いでした。簡単に言うと、解離性同一障害を患う男性と不倫する話なのですが、とにかくこの女、基本的に全て人のせいだし、思わせ振りな態度をとっておきながらそんなつもりじゃなかったって言ってみたり「この気持ちは何?恋のはずないわ、でもあなたのことで頭がいっぱい、好き〜」と古い少女漫画のようなこと言ってみたり…まぁ、不愉快極まりないです…もちろんそんな女に感情移入できるはずもなく…(あとウインクしたという描写が何回かでてきて、何でウインク?といちいちイライラ)要するに、ものすごくつまらかったです。 「ボックス」の女教師、「モンスター」の主人公、そしてこの作品の主人公。百田さんはあえて女性をこんなにも不愉快に描いているのだろうか?それとも百田さんの中では普通の感覚なんだろうか? 「影法師」「錨をあげよ」と男気を描かせたらほんと上手いのになぁ… この作品本屋大賞にノミネートとのこと。今年はジュブナイルで間違いないと思いますが、あの「謎解きは〜」が大賞をとれてしまう程度の賞なので何が起こるかわかりません!この作品が大賞をとるかも…笑 いや、逆にたくさんの人に読んでいただいて聡子について是非みなさんの意見が聞きたいです。 共感できるって人、是非レビューを(^w^)
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20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By スイート・サイエンス トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
百田尚樹氏の小説は殆ど読んでいるが、氏のツイッターによると本書は「初の恋愛小説」とのこと。但しさすがに多彩な小説を書き分ける百田氏だけに、単なる恋愛小説ではなく、プリズムというタイトルにあるように透明な光線がプリズムを通すと色がわかれるような複雑な人格を有する男性と恋に落ちる人妻という少しひねった設定の恋愛小説話であった。

本書を読み始めてしばらくの間は以前読んだ玄侑宗久氏の「阿修羅」を思い出した。こちらは結婚間もない妻の中に自分が今まで知らなかった人格を発見すると言う少し怖い話であった。
一方、本書は主人公の聡子が家庭教師として教えに行った家で出会った男性が、その後再開するたびに人格も記憶も変わっているという設定で、何故そのような複雑な人格が生まれたのかという疑問が徐々に解明する過程とそれが回復に至る過程が抜群に面白い一方で、そこに至る悲劇も描かれており考えさせる作品であった。

恋愛小説としても、実在と架空の境界線を彷徨うような恋に対する聡子の心の揺れが伝わるしっとりとした味わいのあるいい作品だと思うが、終盤部分がやや駆け足になった感じがする。聡子の切ない心の動きがもう少し丁寧に描いてほしかったというのはやや欲張りだろうか。
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