試みとしては非常に重要で稀有な仕事。
しかし、加藤のインタビューはいつもそうなのだが、目の付け所と行動力は
すごいのに、話していることが全くまとまっておらず、思いつきに終始した
中身の無い会話が多すぎる。例えばプロデューサーの鷲尾のインタビュー
などでは、鷲尾が高校生の時の実力テストでどういう成績だったか、
鷲尾の父親の職業が何だったのか、鷲尾の子供時代、サザエさんの単行本が
何円だったか、まで聞いている。
これが鷲尾史であったなら別のいいのだが、プリキュア5とは明らかに全く
関係がない。おそらく、鷲尾と話していて興味が出たから聞いただけである。
あるいは「プリキュアにどこかでつながるかもしれない」とその時は思って
聞いたのかもしれない。
聞くなといっているのではない。聞けばいいだろう。ただ本にする際、
それぞれの発言にどういう意味があるのか、話をまとめなければならない。
それをしなければ雑談が載っているだけになってしまう。
それともまさか、加藤はプリキュアファンがプリキュア5を理解するためには、
鷲尾の高校時代の成績を知っておくことが不可欠であると思っているのだろうか。
そんなことはないだろう。。。
「会って話してみたら、その人に興味が出てきたので個人的なことを聞いてみた」
それがダラダラと残されているのがこの本である。
一言で言うとがっかりした。