世界が現状のままで進むことをプランAとし、これは持続不可能であると断言し、代替策としてプランBを提唱しています。
現状のまま進むと、人口の過剰、農地と水の不足、気候の温暖化などの問題が重大な危機をもたらすことになり、
これらを回避することが必要であるとしています。
そのうえで、プランBとして以下の4つの目標を提示しています。
・2020年までに二酸化炭素の正味排出量を80%削減
・人口を80億人以下で安定
・貧困の解消
・地球の自然システムの修復(土壌、地下水、森林、草地、漁場など
そして、これらの目標は相互に繋がっており、目標の一つでも達成できなければ、他の目標も達成できなくなるとして、総合的な実践を提唱しています。
また、これらの目標達成の具体的方策とそれに必要なコストも提示しています。
コストは毎年1870億ドルと決して安価ではないのですが、著者は世界の軍事予算(1兆4640億ドル)と対比させ、
世界の軍事予算の13%をこれらの目標に回せばよい、としています。
著者はワールドウォッチ研究所を創設した方です。
そのような方であるからこそ、地球で起きている問題を見渡し、そのうえで総合的な解決アプローチを提唱できるのだな、と思いました。
アル・ゴアの『私たちの選択』も様々な視点で解決策を提示していますが、本書の方がより包括的だといえます。
また、ドネラ&デニス・メドウズの『成長の限界 人類の選択』よりも解決策を明確に提示しているといえます。