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自分が死んでしまったとき、父に、母に何を語るべきなのか?
自分がなにゆえ宇宙へ飛び立つのか?
彼女の想いは大きすぎて、深すぎるがゆえに言葉にできない。
「愛がない!」という台詞はタナベを語る上では欠かせない定番の台詞なのだが、彼女はこの定番の台詞以上に素晴らしい言葉を叫ぶ。そして彼女を受け止めるハチマキ……。
ハチマキはキムタクみたいな整った顔をしていません。けれど、そんな彼がタナベの想いを受け止める姿は、ベタなトレンディドラマよりも格段に素晴らしいのです。これが本当の恋愛だ、と心から納得できるほどに。
世は純愛ブームですが、こういう形の『純愛』もオススメですよ。
完成された唯我独尊のエゴイストとして夢のために邁進するだけでは、
この宇宙の広大さと真理を理解し得ないことに気付いたハチマキは、
何をしても満たされなくなってしまった。
自分は何をしたら満たされるのか。自分の夢に何の意味があったのか。
そんな自問自答をすると、その答えの果てしなさに気が遠くなる。
そして彼は魂の抜け殻のようになってしまった。
木星行きのための訓練は続いていき、出発の日は近づく。
そしてそんな彼をとりまく、木星往還船のクルーたち。
彼らとのつながりを通じて、
ハチマキは問いの答えを持つ女性の名前をとうとう思い出す。
1巻の力任せ具合、2巻の痛快さも大好きですが、そこで描いた下地を経て、
3巻は全時代を通じて人に共通のテーマにがっちり取り組んだ漫画に仕上がっていると思います。悩みが大きい(丸ごと2、3話程度もそこに取り組みつづけた)だけに、そこから回復して方向性を見出すハチマキを見るとこちらの気持ちも高揚します。
違和感を感じている人も多いようですが、
1,2巻の下地なくしてこの展開はありえない。そう断言できます。
1,2巻読後にオススメです。
主人公やその周囲の人間の破天荒さが魅力だったこの作品だが、これは
これでうまい具合に自然な感じに方向転換していて好きになれた
どうでもいいが、2巻では親父がジョン・ウーに捧ぐとかなんとかいって
いたが、3巻ではヒロインの親父が素晴らしすぎる絶叫を吐いているので、
2巻の例のシーンで笑った人はご期待あれ、という感じ
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