FlashAirより先に、このFlucardは発売されている・・・というのはありますが、基本的にはFlashAirと同様の製品で、Eye-Fiとは若干利用目的が異なる製品です。
FlashAirと大きく違う点は、Flucardは内部で動いているLinux部分をいじくることができる点です。
Flucardを買うべきユーザ層
・何枚か撮影して一番いいやつだけをtwitterやfacebookに投稿したい
・1回の旅行などで8GB「も」あれば足りる人
・Flucard内部にあるLinuxを使っていろいろやってみたい人
Flucardを買ってはいけない人
・クラウドストレージに撮影したものをアップロードすることが目的な人
・何がなんでも全部転送しないと気が済まない人
・8GB以上撮影するような人
Flucardの利用想定(初期設定済みとします)
1. 何枚か撮影
2. デジカメを操作してFlucardの無線機能をonにする
3. スマフォ(Android/iPhone/iPad)でFlucardのアクセスポイントに接続
4. ブラウザを起動して画像一覧を見る
5. 一番できがいい、必要な画像だけをダウンロードする
6. デジカメを操作してFlucardの無線機能をoffにする
7. スマフォで編集などをしてtwitter/facebookなどに投稿
このような利用方法の場合の利点
・必要に応じて無線機能をon/offできるので、デジカメの電池消費を減らせる
・必要な画像だけを転送するのでスマフォのストレージ容量を消費しない
・撮影した画像全体の整理は家に帰ってから行う
こういった利用形態があう人にとってはとてもいい製品です。
なお、Flucard自身を無線APにする以外にも、他のAPに参加させることもできます。
「サーバアップロード」という名称の機能ですが、外部のサービスに画像をアップロードすることもできます。
対応サービスは「Flucard portal」の他は、「ftpサーバ」と「Gallery 3 API対応サービス」です。
Gallery 3 APIというのは、Eye-Fiが利用しているものと同じAPIになりますので、いろいろ試してみると使えるとは思います。
(Gallery 3 APIオフィシャルのphpプログラムにアップロードできることは確認した)
うちでは、CANON IXY DIGITAL 110ISで利用中です。
初期firmwareでも問題なく使えましたが、管理Webの不備とかありましたので、バージョンアップは必須でしょう。
--- Linux がわかる人向けのガイド ---
・ARM Linux
・初期firmwareは、標準でtelnetdが起動している
・Flucard内にautorun.shで自動実行させることが可能なので、最新firmwareでもtelnetdとか起動できる
・無線LAN設定関連はwpa_supplicantを利用している
・Linuxいじりに夢中になり1時間以上連続稼働させていたら、Flucardがだいぶ熱を持ってきて、その熱がSDカードリーダにうつり、熱でカードリーダが死んだ、なんてことが発生してしまったので、発熱には注意
--- 2012/05/09 追記 ---
持っているカメラで動かなかった場合、公式サポートページに書いてあるメールアドレスにメールをすると、日本語で対応してくれます。
場合によっては、使えるようにファームウェア改良とかもしてるそうなので、動かなかった場合は、問い合わせてみるといいと思います。
(例えば、2012/04/20付けの更新でキヤノンデジカメでのフォーマット問題とか)