無尽蔵と思わせるプロットで魅了する大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第52巻。本巻は執筆陣の中では新鋭の2人ブラントとフォルツです。地球人の接触を望まないアコン人は恐るべき兵器マル=セの投入を決断します。
『プラズマの怪物』クルト・ブラント著:ローダンは地球上空で怪宇宙船の目撃警報を探知し、丁度招いていた批判的なジャーナリストのバリンを連れて宇宙へ飛ぶ。ポジトロニクスはアコン船と断定、彼らはペテルギュース系第七惑星ヘ到着する。ローダンはアコン人が接触した謎の建物にロボットを派遣して正体が転送機だという事を掴む。丁度、ローダンの元へ石腸病という病気が地球に立ち寄った銀河商人に発病したという情報が届く。地球に戻ったローダンに恐ろしい脅威が降りかかる。蛋白質を食い尽くす謎のプラズマ病原菌が大量発生し、地球と月を急襲したのだ。アコン人の解き放った恐怖の生物兵器に対して打つ手はあるのだろうか?『グリーンホーン』ウィリアム・フォルツ著:野菜と果物の会社IFCの若き副社長ピンサーは、妻を連れて新婚旅行の目的で初めて宇宙へ旅立つ。しかし、突然宇宙空間にスプリンガー船が現れ拿捕されてしまう。彼らは麻薬の原料としての地球のけしの種を取引する相手を待っていて間違われたのだ。たまたま積荷が‘ほうれんそうの種’だったから裏切られたと考えたスプリンガーは激怒する・・・・。グリーンホーンとは宇宙経験のない新米さんの事で、思わぬきっかけで銀河商人の悪事が露見します。
故松谷健二氏の好調なエッセイは、1979年に閉園した東京・大田区の多摩川園の思い出です。小学校中学年の頃、猿園で餌の代金を箱に入れたのに、近くの家から急に出て来た中年のおばさんに「金を入れなかっただろう」と難癖をつけられ怯えてそのまま逃げ帰った、子供心に大きな社会的ショックを受けた出来事です。