迫力のホッケーシーン、熱い男の戦い、相手を思いやる気持ちが切なくさせるラブストーリー。クィーンの名曲が見る者の興奮を盛り上げる2004年最大のヒットドラマ。
アキ(竹内)はヒロインとして女性らしさが強調される。ママ扱いされたり(?)、60kg未満限定のスケート(?)で「...ヘンタイ」というセリフもかわいいが、たまに見せる毅然とした態度が彼女らしく魅力的。オープニングでborn to love youにのせて、アキが髪を振り乱してゴールを喜ぶ顔が、活発な性格をかいま見せて好きだ。
氷上のハル(木村)がカッコいい。努力家の木村はこのドラマのためにアイスホッケーの練習をずいぶんしたとか。チームリーダーとして、時に厳しい態度を取り、ハードなトレーニングにストイックな面も見せるが、アキに母性を求める面もあり、少年の心も感じさせる。
旅立った恋人を待つアキを、古き良き時代の女だとハルはいう。「古き良き時代」がこのドラマのキーワード、彼の生い立ちにも関わる(?)が、さらに含むところがあるのではと思う。21世紀も4年目の今頃になってと言われそうだが、世相は乱れ、連日悲惨なニュースが氾濫し、世紀末の様相を呈している。ハルは言う「ぬるい奴やずるい奴は許せない」と。今の世の中ずるい奴がのさばり、間違ったことがまかり通っている。
男は強くカッコよく、女は優しく美しい。努力すればいつか夢はかなう。世紀末の終焉を求め、新しい世紀にそんな古き良き時代の理想を呼びかけている気がしてならない。