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プシュケの涙 (メディアワークス文庫)
 
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プシュケの涙 (メディアワークス文庫) [文庫]

柴村 仁 ,
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (42件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

夏休み、一人の少女が校舎の四階から飛び降りて自殺した。彼女はなぜそんなことをしたのか?その謎を探るため、二人の少年が動き始めた。一人は、飛び降りるまさにその瞬間を目撃した榎戸川。うまくいかないことばかりで鬱々としている受験生。もう一人は“変人”由良。何を考えているかよく分からない…。そんな二人が導き出した真実は、残酷なまでに切なく、身を滅ぼすほどに愛しい。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

柴村 仁
第10回電撃小説大賞“金賞”を受賞。2004年作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 296ページ
  • 出版社: アスキーメディアワークス (2010/2/25)
  • ISBN-10: 4048683853
  • ISBN-13: 978-4048683852
  • 発売日: 2010/2/25
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (42件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kanedaitsuki トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 傑作。タイトルが何だかなと思いつつ読みはじめたら止まらなくなった。ミステリ仕立ての前半部と恋愛少女漫画(ガールミーツボーイ)風後半部から成る。

 キャラの立て方、設定、構成、文章と、非常に繊細できめ細かい。とりわけ由良と吉野の関係を描いた後半部が良い。文化祭の日に、文化祭と無関係に(というか妨害行為として)渡り廊下の上で二人でしゃぼん玉をつくるシーンにぐっときた。ラストの収束も綺麗。

 ラノベにしてはエンタテイメント性がやや薄いので★一つ減らしたが、実際には限りなく5に近い4である。感受性豊かな中高校生にぜひ読んで欲しい。
このレビューは参考になりましたか?
137 人中、125人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
白背景に舞い飛ぶピンクと紫のグラデーションを帯びた蝶の群れ、手を繋ぎあって墜ちていく少年少女。

ラノベらしからぬ幻想的で透明感ある表紙に惹かれました。
挿絵がないので取っ付きにくいかもしれませんが、この作品の場合はこれでよかったと思います。
下手に萌え絵師なんか使ったら雰囲気壊れます、絶対。
前髪をぼさぼさに伸ばし奇矯かつ奔放な言動で他人を翻弄する由良と、そんな彼に執拗に付き纏われなし崩し的に無理矢理吉野彼方の自殺の真相を探り始めた平凡な高校生・榎木戸。
正反対の二人の掛け合いは序盤から軽妙洒脱な台詞の応酬で魅せてくれます。
ミステリーとしてもなかなか心憎い仕掛けが施され、吉野の死の真相が明らかになる対峙のシーンは緊張感に手に汗にぎります。

だけどこの小説が真に憎いのはその構成の妙。
第一部が吉野彼方の死を発端にした死後の物語なら、第二部は生前の吉野彼方の視点で語り直される物語。

クラスで孤立し家にも居場所がなく、一人悩みを抱え夾竹桃の写生に逃避する彼方にちょっかいをかける由良。
最初はそんな由良を疎んじていた彼方が、他愛ない触れ合いを通し徐徐に心を開いていく過程は、丁寧に溶いた水彩絵の具さながら淡色の優しさに満ちあふれている。

だからこそ切ない。
たまらない。

第二部終了時点から本当の意味で始まるはずだった二人の物語は、第一部冒頭でむざんに断ち切れてしまう。
彼方が由良に惹かれていけばいくほど、由良が彼方を振り回せば振り回すほど、二人に待ち受ける不可避の未来が脳裏を過ぎる。
 
プシュケとはギリシャ神話に出てくる人間の娘。絵画では蝶の翅をもつ乙女として表現される。

蝶は霊魂の導き手。
蝶の翅もつプシュケは地に墜ちず空を舞う。

読み終わったあと、表紙を見返して切なくなった方は、ひとつ試してみてほしい。
本をひっくり返し改めて表紙を見て欲しい。

ほら、まったくちがう絵が見える。
蝶の群れに運ばれ飛翔するプシュケを、踊り戯れるように地上に繋ぎとめるその手は、彼女が恋した少年の手なのだから。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
お話に関する詳しい感想は他の方も書かれているので、ここでは詳しくは述べませんが、
 前半は一人の少女の死をめぐる謎解き、
 後半はその少女と物語の重要部分を担う少年の出会いの物語
前半冒頭において結末がわかっているので、後半における二人の距離が縮まっていく描写がなんともいえず切なく感じてしまいます。しかし、筆致自体は登場人物のキャラクターとも相まって暗く・重くなり過ぎないものなので、わりとサクサクと読めます。
ライトノベルというとどうしてもキャラクター(のイラスト)ありきのものが多いですが、これは珍しく挿絵もほとんどなく、純粋に文章から伝わる雰囲気が楽しめると思います。
それにしても、アーちゃんとカナちゃんと吉野の掛け合いは面白いですね。
久しぶりに秀逸な作品に出会えた感じです。ぜひとも読んでみてください!
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文句なし5!
私の中では、文句なしで5です。

何度読んでも引き込まれるし、何度読んでも胸がぎゅっとなる切なさがある。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: アタカナ
他のレビューを踏まえて
とても考えさせられる作品でした。

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投稿日: 5か月前 投稿者: 橙オレンジ
せつない、救いのない物語
構成が非常に面白い。
前半部分で救われない物語だと読者にわからせた上で... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: トルソ
読了後に胸に残る痛み。それが、
『辛く、切ない物語』という売り文句を、十分すぎるほど体現している作品。切ない物語が好物だった自分はそのキャッチに惹かれて購入したわけだが、いやはや、今まで切ない成... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 文学評論家
視点の物語
同じ事件を2つの視点から見たお話です。
小説ではよくある構成ですが、この順序こそがこの物語の命であり、... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: あまめ
じっくり読みました。
「我が家のお稲荷さま。」の作者つながりで購入しました。

本文にイラストが付いてないけど、良い意味で裏切られれました。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: yumitori
やりきれなさ
最初は、普通に読み進めていくだけで、正直よくわからないなーとか思っていたり。

でも、最後らへんは、謎が解けて、スッとしました。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: rin****
おもしろくなかった。
前半はまあ良かったけど、後半の少女が語り口の話は、つまらなかったです。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: rex337e
プシュケの涙
暑い夏の一日。
校舎の四階から一人の女生徒が飛び降り自殺した。
その飛び下りた生物準備室の下の階である三年三組で補修ほしていた... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 空夏
途中で読むのやめました
50pほど読んでやめました。

つまらなかったというのもあるんですけど、それ以上にキャラの思考が気持ち悪い。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ジョン
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