王の妻として子供を嫡出子にする事を固執した姉と、地位も名誉もない愛情を選んだ妹の対照的な生き方がメインと言っていいと思います。権勢を振るった姉が王の寵愛を失い立場を失った時に頼った人間が妹と言うのが皮肉な事だとも思います。
何の力もない女性(妹)が王の寵愛を失った姉を助ける事は出来ません、そして姉の昔の恋人も助ける事は出来ません。
愛を失った代わりに権力を得ようとした姉は全てを失います。自分の良心さえも。夫(王)からの寵愛を失った事を悟ったアンは何もかも失いました、自分自身さえも・・・・。
妹からの視点で物語が語られているのですが、妹は途中から王様寵愛レースの競争から降ります。姉であるアンにも忠告します、しかし聞き入れられる事はありません。
王様からの寵愛を得る事は一族の繁栄も意味しますが、そのために払った犠牲と言うものは大きい、悪魔と契約するとまでは言いませんが似たようなものです、勝つ事なんて出来ません。それに途中で気づいた妹は休廷から飛び出します。自分の魂を失わないために。
姉は魂を失い命も奪われました、娘はゴールデンエイジを築いた女王になりましたが・・・・・。
私達庶民が持っているものは、それは良心、魂だけかもしれません。妹は愚かと罵られましたが、私は彼女は賢明だと思います。