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ブーリン家の姉妹 (下) (集英社文庫)
 
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ブーリン家の姉妹 (下) (集英社文庫) [文庫]

フィリッパ・グレゴリー , 加藤 洋子
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

姉妹の愛憎劇を描く大ベストセラー。
「アンが悪魔と契約を結んだんですって?」男の世継ぎを産むことに取りつかれ、破滅への道をたどるアン。妹のメアリーはその道連れとなる運命なのか!? 王の愛をめぐる悲壮な史実の舞台裏を描く。

内容(「BOOK」データベースより)

姉のアン・ブーリンに疎まれた妹メアリーはやがて、宮廷の外に新しい生活を求める。そこには「平凡な男」、スタフォードとの出会いがあった。一方、前の妃を追い出したアンは、栄華の極みを得る。しかし、男の世継ぎを産むことに執着した彼女は、破滅の途をたどり…。のちのエリザベス1世の母、アン・ブーリンと妹メアリーの哀しくも激しい物語は息を呑むクライマックスへ。

登録情報

  • 文庫: 440ページ
  • 出版社: 集英社 (2008/9/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087605612
  • ISBN-13: 978-4087605617
  • 発売日: 2008/9/19
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 49,914位 (本のベストセラーを見る)
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対照的な姉妹 2012/4/12
形式:文庫|Amazonが確認した購入
王の妻として子供を嫡出子にする事を固執した姉と、地位も名誉もない愛情を選んだ妹の対照的な生き方がメインと言っていいと思います。権勢を振るった姉が王の寵愛を失い立場を失った時に頼った人間が妹と言うのが皮肉な事だとも思います。

何の力もない女性(妹)が王の寵愛を失った姉を助ける事は出来ません、そして姉の昔の恋人も助ける事は出来ません。

愛を失った代わりに権力を得ようとした姉は全てを失います。自分の良心さえも。夫(王)からの寵愛を失った事を悟ったアンは何もかも失いました、自分自身さえも・・・・。

妹からの視点で物語が語られているのですが、妹は途中から王様寵愛レースの競争から降ります。姉であるアンにも忠告します、しかし聞き入れられる事はありません。

王様からの寵愛を得る事は一族の繁栄も意味しますが、そのために払った犠牲と言うものは大きい、悪魔と契約するとまでは言いませんが似たようなものです、勝つ事なんて出来ません。それに途中で気づいた妹は休廷から飛び出します。自分の魂を失わないために。

姉は魂を失い命も奪われました、娘はゴールデンエイジを築いた女王になりましたが・・・・・。

私達庶民が持っているものは、それは良心、魂だけかもしれません。妹は愚かと罵られましたが、私は彼女は賢明だと思います。
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形式:文庫
歴史が動いていくので、ブーリン姉妹の色仕掛けに終始した上巻よりかは動きが出てきます。

ただ最後まで全く男性を描けていない点は変わらず、メアリーが出会うスタフォードの描き方にしても全くのステレオタイプで、いかにもありがちで創造性がない。(女性が主人公の小説だから仕方ないのかもしれないが。)

下巻は動きがある分読みやすいが、ハーレクインロマンスの域は脱していない。
女性雑誌に連載されれば反響を呼びそうな類の小説だとは思うが、歴史文学というよりかははるかに暴露本的な要素が強い小説。
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形式:文庫
妹のメアリー・ブーリンの目を通して語られるヘンリー八世の豪華絢爛な色彩に包まれた宮廷の陰険な権力闘争で将棋の駒のように扱われるブーリン家の娘たちの小説です。
時代は親戚のバッキンガム公スタフォードが処刑される1521年からアン・ブーリンが処刑される1536年までの15年間です。

同じブーリン家の姉妹でも姉のアンの権力にたいする執着心にはとどまるところを知らずひたすら突き進んでいくのが怖かったです(ある意味では美しいかな)。
枢機卿、大法官ウルジーがキャサリン王妃の離婚問題で反逆罪に問われて全てを失った後も私怨を抱いていたアンの仕打ちがとても陰険だったので反発しましたがそれでも真剣に読んでいました。

後半になると運命の歯車が少しずつ狂い始めてだんだんアンを窮地に立たせます。
アンのとった行動は起死回生を願った「悪魔の選択」でした。
史実どおりヘンリー八世の寵愛を失ったアンは叔父のでっち上げ裁判で有罪になりしかも約束を反故にされてロンドン塔で処刑されました。
王妃といえども女性にとっては男性に保護されなければ生きていけないつらい時代だと身にしみて感じました。

トロット(だく足)で読みましたがとにかく長い小説でした。
でも中世イングランドの生活が手にとるようによくわかりました。
お風呂に入るにしても旅行をするにしても愛をかわすにしても中世の宮廷生活は人手と手間と時間とがかかるのですね。
『そんな事あたりまえでしょう』ってクスクス笑うアン王妃の忍び笑いが宮殿の片隅から聞こえてきそうです。
『陛下、御意にござります』
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