一度は映画界から引退したアステア。しかしジーン・ケリーが骨折したために代役を頼まれて出演した「イースターパレード」がヒットした。そこで共演したジュディ・ガーランドとのコンビでもう一本つくって当てようともくろんだMGMだったが、こんどはジュディがダウンしてしまった。薬に頼りすぎるなど精神的に不安定だった彼女は、撮影所に姿をみせなくなったためクビになる。そして代役にきまったのがジンジャー・ロジャースだった。その後撮影所にジュディが現れて騒ぎを起こしたりしたが、偶然に偶然が重なって黄金のダンスカップルが10年ぶりに競演することとなった。台本は「雨に唄えば」のアドルフ・グリーンとベティ・コムデン。監督のチャールズ・ウォルターズはふたりの映画を見て育った世代。彼はジンジャーが撮影所に現れてアステアとそっと抱き合うのをみて涙を流したという。その気持ちは現代の私が想像してもとてもリアルに共感できる。その作品がようやく日本でもDVD化された。またあの二人のダンスをみることができる!それだけで胸が躍る、最近こんな気持ちになれることってそうそうない。映画のストーリーなんてこの際なんでもよろしい。オスカー・レヴァントがじゃまくさくっても気にしない。ふたりのダンスシーンはやはり完璧です。まあ、最初のダンスは映画のタイトル文字なんかで邪魔されてしまってるんでがっかりですけど。これはたしかザッツ・エンタテイメントのどれかで文字抜きでみれたと記憶してますが・・・