ついに出ました、カーシュ・カーレイの三枚目!
あの感動大作「LIBERATION」を生み出した後です。次は一体どうなってしまうんだろう?そんな心配は無用でした。カーシュの音楽は一段と成長と変化を遂げ、私達にまた新たな音の律動を投げかけエネルギーをくれたのですから。
カーシュのプロダクションには、どんなにトランシーでエレクトロ色の強い楽曲でも、何処か血の通った有機的な魅力を感じませんか?新作はまさにその要素が見事な歌心へと昇華した、本当に素晴らしいアルバムとなっています。
たとえば1stで聴かせてくれたアンビエント調の女性Vo.曲に漂う優美さや、2ndでは作品全体を通して敷き込まれた流麗な音律のセンスは、今作のM2/3/7/9/11などで限りなくメランコリーな歌世界を築き上げています。(M11はカーシュの歌声を聴けますよ!)
またラップと印度古典声楽をフィーチャーした渋ーいバングラM1や、バンスリとキュートな女性Vo.を絡めたロック風味なM5(国内盤ボートラのリミックスもビートが前に打ち出た感がやばい!)を聴けば、カーシュ流ダンス・ミュージックの吸引力の大きさを再認識せざるを得ません。
過去ニ作品からぐっと歌に重きを置いて作り込まれた「ブロークン・イングリッシュ」。
もうエスノ系クラブ音楽の括りからはとっくに飛躍してしまい、「カーシュ・カーレイの音」と呼ぶべきところへ着たのでしょう。この意味深なタイトルのことも、カーシュの音楽が目指す世界のことも、サラーム海上先生の熱いライナーを読めばとってもお勉強になりますよ。
進化し続けるカーシュの今を、あなたも早く聴いて体感してみてください!