オリジナルは昔やたらTVで放映されてた記憶がある「SF人喰いアメーバの恐怖」ですねぇ。
後から考えるとスティーブ・マックィーンが主演だったわけで驚きますが、幼心にはどす黒く赤いゼリーみたいな「人喰いアメーバ」(笑)がヌロヌロとボウリング場なんかに現れてパニックに陥った人々が右往左往する様子にワクワクしたものです。
で、本作は1988年にそれをリメイクしたもの。もう17年も経ってしまいました。
監督・脚本のチャック・ラッセルは本作以降「マスク」や「イレイザー」と言った大作に起用された訳で、言わば出世作ですね。
共同脚本のフランク・ダラボンは「ショーシャンクの空に」の監督でもあります。
お話は基本的にオリジナル通り。ある夜、空から隕石らしき物体が地上に落ちて来てそこから這い出てきた不定形の「物体」によって田舎町が阿鼻叫喚の渦に叩き込まれるという物語です。主人公が町のはみ出し者ってところも同じ。
もちろん違う点もあります。オリジナルではどす黒かったアメーバが本作ではピンクです(笑)。
実は「物体」の正体にも新たな解釈がなされておりますし、女の子がタフで逞しい辺りには「エイリアン2」以降の作品らしさが出ております。
88年製作と言うのがポイントですね。
つまりCG映像が幅を利かせる以前なわけです。
アイデアを駆使して作り上げた特殊メークやオリジナルとは雲泥の差がある「物体」の動きはスピーディーでB級映画の楽しさに満ちております。
全体のテンポも良くサクサクと見ることができます。
これは数あるリメイク作の中でも納得の行く一本だと思います。