タイトルは『ブログスフィア』とあるが、個人ではなく、企業の開設するブログに焦点をあてている。
・ これからの我々がむかえるのは「会話の時代」であり、
・ 「会話の時代」では、企業は顧客/社会とがちんこで双方向のコミュニケーションをとることこそが重要で、
・ 顧客の声に耳を傾け、それを受けて対話をするための最強のツールがブログである
というのが本書のメッセージ。
がちんこのコミュニケーションとは、賞賛も批判も嘘も真も全部ひっくるめてオープンな場で議論・対話するということ。本当に顧客のことを考えており、顧客に本当の高い価値を届けることができるのであれば、ブログを持って『Naked Conversations(原書のタイトル)』をしてご覧なさい、と本書では強調されている。
裏を返せば、いくら本書で紹介されているような企業ブログが成功する「キモ」をおさえたところで、その企業自体「地の魅力」がなければ、その魅力の低さを露呈するだけですよ、というメッセージも暗に感じた。
企業ブログの失敗例や成功に向けての苦難の道のりが生々しく描かれているため、読後に企業ブログ開設に二の足を踏んでしまう人が多いのではないかという印象すら受けたが、それが故に本気で企業ブログを開設しようとしている人、すでに開設をしている人には必読の書と言える。
下記のような方には、お勧めの一冊。
・新しい市場との対話方法を模索している経営者の方
・オンライン・ネットコミュニケーションのリテラシーを高めたい片
・自社の企業ブログの担当者の方