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かなり読み応えのある内容なのですが、これまで私たちが、慣れ親しんで来たTQCやTQM等の改善・改良との対比と共存の視点があるので、その事が読みやすさに繋がっています。
これまでの改善・改良活動から、変革行動へのシフトについて、組織や社員に対して、どのように説明や指導行けば良いのかとまどいがありましたが、本書を読んで、その方向付けやステッププランの立案のポイントが判ったように思います。
TOCや経営品質等のあらゆる企業変革を実践的に展開したい時の参考書として繰り返し読み込むのに値する良書です。
ただし、本書の致命的欠点としてブレークスルーという言葉自体を明確に定義していないことだ。何処に明確な定義が書いてあるのか探しながら読み進めたが遂に最後のページに至ってしまった。そのために何でもかんでも成功したもの=ブレイクスルーとしてこじつけている様にも読めてしまう。おそらく著者はこの著作によってブレークスルーという言葉自体を流行らせたかったのかもしれないが定義が曖昧な以上、難しい。
なお、第2部”ビジュアルイメージにより兆候をとらえる”の部分では絵画の鑑賞が著者の趣味の一つらしいが絵画鑑賞の部分に不要に詳細に語りすぎていてわかりにくくなっている。この部分は3分の一程度にボリュームを絞って書いた方がよかったのではないか。最後まで読むと参考になるのだが。。
結論としては、メモを取りながら勉強をしようと思って読むと整理しにくい本である。ただし、成功例の参考をみながら自分なりに共通点を学習するのには参考になる本である。
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