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ブレンダと呼ばれた少年
 
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ブレンダと呼ばれた少年 [単行本]

ジョン・コラピント , John Colapinto , 村井 智之
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

生後8か月の男の子がモルモットにされた。不幸な事故で性器を失った男の子が性転換手術を受けさせられた。「性は環境によってつくられる」という理論の裏付けに利用された“少女”が直面した心の葛藤とは。

内容(「MARC」データベースより)

不幸な事故で性器を失った男の子が性転換手術を受けさせられた。「性は環境によってつくられる」という理論の裏付けに利用された「少女」が直面した心の葛藤とは-。無名舎2000年刊の再刊。

登録情報

  • 単行本: 352ページ
  • 出版社: 扶桑社 (2005/5/24)
  • ISBN-10: 4594049583
  • ISBN-13: 978-4594049584
  • 発売日: 2005/5/24
  • 商品の寸法: 19.5 x 13.5 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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69 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 新しい方の解説がとにかく余計, 2006/6/1
レビュー対象商品: ブレンダと呼ばれた少年 (単行本)
 家には、英語版、日本語の最初に出た版、扶桑社版の3種類の本書があります。それだけ心に引っかかってしまった本、内容は星5つです。

 本多勝一さんの「子供達の復讐」と並んで、ことあるごとに読み返してしまいます。(本多さんの他の著作はどうも受け付けないのですが。)

 英語版は途中で挫折して読めなかったのでその後日本語版を買うことになったわけですが、前の版の解説は真摯なものだったのに、扶桑社版の解説は最悪。

 下のレビュアーの方々とかぶりますが、フェミニストさん側も、八木さん側も、政治や主義主張がからんでくるとロクなことはない。もちろん内容的に無縁ではありえないのでしょうが、事実を事実として、ありのままに読むことが何より大切でしょうに。自分の主義主張のために利用しようとするところで博士と一緒です。

 最初の版では生きていこうとしていた双子が、扶桑社版の前に自殺してしまったことによってもさらに読後感は苦いものになりましたが…。双子たちがもう誰にも利用されませんように。
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20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 決してくりかえしてはならない事, 2007/7/7
By 
citrin (宮城県仙台市) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ブレンダと呼ばれた少年 (単行本)
マネーさんはどうしてあんな人になってしまったのでしょうか?マネーさんというのはブレンダ{後にデイビットと改名する本書での主人公}をモルモットにした人なんですが・・・頑なに自分の説を信じ続け、デイビットやその家族の心理的ダメージにも目をつぶり「幸せな生活を送っている」と発表したりして。あっけに取られます。昔は普通に良い人で良い論文も書いていたみたいなのに?言葉の暴力は時に体へのダメージよりも深刻です。彼は破壊者。心の殺人者です。それに、倒錯した趣味の人だったのか?狂気を感じますジキルとハイドみたいな。

デイビットは精一杯頑張ったんだと思います。神様から与えられた「男の子の心」を必死で手放さなかったんです。手術もたくさんしたし本当に偉かったと思います。でも生き抜いて欲しかった・・・弟さんも辛かったのでしょうがあんまりです。ご両親も無知で従順だったのかもしれませんが可哀想です。もっとまわりが気がついてあげられたら、いじめとかそんな態度でなく「どうしてそんななの?」と素直に聞けたなら、もっと違っていたかもしれないのにと思いました。

デイビットは完全男性で不幸な事故で一度女性体になる事を強制された例ですが、心理的に似た症例なのかなあ、と、半陰陽の人や性同一性障害の人のことも、考えてしまいました。男と女、二つにきっちりと分けるのではなく「あなたはあなた」で一人一人のそのままが受け入れられる世の中になったら、と思います。決して読んで楽しくなるお話ではありませんが非常に冷静で客観的な文章は好感が持てました。上質の問題提起本。ぜひ御一読することをお勧めいたします
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111 人中、79人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 レイプされ続ける身体。あるいは、彼の墓標には彼の名だけを刻め。, 2005/6/18
レビュー対象商品: ブレンダと呼ばれた少年 (単行本)
ある人たちは生まれつきだと言った。
ある人たちは生まれてからだと言った。

そしてある日、格好の身体が運ばれてきた。

生まれてからだという人は、格好の身体を使って、自説を証明しようとした。
生まれてからだという人は、大いに喜んだ。
まさにお祭り騒ぎだった。

自分が嫌いな人たちがいた。
その人たちは、それは世間のせいだと言っていた。
その人たちにとっても、格好の身体だった。
まさにお祭り騒ぎだった。

そして「失敗」が明らかになった。

次に、怒りながら喜んだのは、生まれつきだという人たちだった。
生まれつきだという人たちは、生まれてからだという人たちが嫌いだった。
「前の本が絶版になったのは陰謀があったからだ」と言う人まで出てきた。
もちろん、ただ売れなかっただけだということは考えなかった。
まさにお祭り騒ぎだった。

ある少数の人たちにとっては、その身体は、自分たちの理由に使えた。
悪いと思いつつ、密かに、自分たちの中に取り込んだ。

そして最後まで誰も気が付かなかった。
この身体には、心や苦しみが宿っていることを。
誰のものでもない、誰も利用できない、ただひとつの心と苦しみが宿っていることを。

そして彼の身体は、死んでからもレイプされ続けている。

願わくば、彼の墓標には、彼の名だけを刻め。

もう、誰も何も書くな。

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