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ブレヒトの愛人 (小学館文庫)
 
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ブレヒトの愛人 (小学館文庫) (文庫)

ジャック=ピエール アメット (著), Jacques‐Pierre Amette (原著), 中原 毅志 (翻訳)
5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 630 国内配送料無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

第二次大戦が終わって、劇作家ブレヒトが、故国に帰ってきた。彼の言動に手を焼いた東側は女優をスパイとして彼の許に送り込む。反骨の劇作家の愛と死を描いたフランス・ゴンクール賞100周年目の問題作、ついに刊行。
第二次大戦後の東ベルリン。ナチスを批判して弾圧されていた20世紀最大の劇作家ブレヒトが、故国に帰ってきた。反骨の劇作家の言動に東西両陣営は神経をとがらせ、東側は女優マリアを彼の許に送り込む。美貌のマリアはブレヒトと過ごしつつ情報を送り続けるが、ブレヒトの生活は奔放で女たちとの無垢な愛憎に満ちていた。大戦後の、ヨーロッパの政治的熱情、心理的状況をも克明に描いて絶賛を浴びた、フランス・ゴンクール賞100周年目の問題作。 ★文庫オリジナル



内容(「BOOK」データベースより)

第二次大戦後のベルリン。ナチス政権を批判して弾圧されていた二〇世紀最大の劇作家ブレヒトが、亡命先から故国に帰ってきた。反骨の劇作家の言動には東西両陣営とも神経をとがらせ、東側は女優マリア・アイヒを彼の許に送り込む。美貌のマリアはほどなくブレヒトに愛されるところとなり、彼女はブレヒトと過ごしつつ情報を送り続ける。ブレヒトの生活は奔放にして精力的で、女たちとの無垢な愛憎に満ちていた―。大戦後の、ヨーロッパの政治的熱情、心理的状況をも克明に描いて絶賛を浴びた。フランス・ゴンクール賞一〇〇周年目の問題作、ついに刊行。

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5つ星のうち 3.0 主人公はブレヒトではなく、誰なのでしょう?, 2005/12/7
By recluse - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
実は邦訳ではなく、英文で読みましたが、まだ予約受付中ということで、レヴューがかけません。したがって、ここの邦訳版のところでコメントさせていただきます。これはあくまでも小説であって、事実ではありません。もちろん事実の断片をベースにして作られた作品であり、戦後の東ドイツの体制を考慮する限り、十分にありえたプロットが展開されます。ただ、プロットというほどの筋書きはなく、どちらかというと社会主義体制下でのおぞましいながらも不毛ともいうべき日常が重苦しい雰囲気の中で継続して描かれるだけです。舞台は、東ベルリンとブレヒトが好んで出かけたバルト海に面したドイツの町が中心となります。戦前のナチズムの関連は確かに背後のモティーフとして伏線を描きます。ストーリーは最終的には、ベルリンの壁の構築後の1962年まで、続いていきますが、語るべきほどの展開はありません。ブレヒト自身の、私生活は、paul johnsonの"intellectuals"でもはや周知の事実のためか、人間関係の描写自体も、格別の感慨を引き起こすものではありません。何か私は大事な部分を見落としているのでしょうか、他の方のレヴューを待っています。
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5つ星のうち 2.0 激動の時代に翻弄された女性の『離人感』, 2009/2/7
フランスの年配者の誰もが知っているドイツの著名劇作家の半生をベースに描いた作品。ブレヒト自身、ナチ政権を批判し、欧州を逃げ回り、アメリカに亡命したものの、戦後の赤狩りを逃れ再びソ連占領下の東ベルリンに戻るという波乱万丈の人生を送っている。

物語は、ブレヒトが東ベルリンに帰国する時点から始まるが、東側の国家保安機関に思想を疑われ、愛人マリアをスパイに仕立てられてしまう。全体主義の体制批判の小説のようではあるが、主題は愛人マリアの『疎外感』。

マリアの家族は、ナチ戦犯者として国外逃亡中。皮肉にも彼女のみが国内に残される。彼女を取り囲むのは全体主義の欺瞞に満ちた社会。何もかもが『空虚』で『現実感を喪失』している。ブレヒトと肉体関係はあるが心は許してもらえない。情報将校にほのかな恋心をよせるが愛は叶わない。それが透明な静かな筆で淡々と描かれる。

『戦後』が終わっていないヨーロッパだからこそ、フランス人の好奇心のツボをついた人物だからこそ、ゴンクール賞なのかな?例えば、フランスで白州次郎の翻訳がでたとしても、誰もピンとこないということだろうか?

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