アメリカの雑誌"Entertainment Weekly"で「ハイスクール映画」ベスト50という興味深い特集が組まれていたのですがそこで見事ベスト1に選ばれたのがこの作品。
因みに10位には同じジョン・ヒューズ印の「フェリスはある朝突然に」がランクインしてこのジャンルにおけるジョン・ヒューズの影響力の強さが改めて感じられます。
多分ファン受けがいいのは「フェリス〜」の方だと思うのですがやっぱり映画としての意味深さと言う観点からはこちらに軍配をあげるしかないでしょう。
改めて考えてみると実はかなり異色な「学園ドラマ」なのですね。
立場・境遇の違う5人の生徒(男3・女2)が罰として登校させられたたった1日の間に経験する出来事を描くストーリーは一応コメディ的な様相は残しつつも実はかなりシリアス。
それぞれが抱える悩みや葛藤を共感して行く内にどんな変化が彼らに訪れるのか。実はかなり舞台っぽい雰囲気もあるんですよね。
もちろん今や「大人」になったかつての「少年」から見ると青臭いところや甘いと感じるところもありますがそれを差し引いてみても普遍的なテーマをうそ臭くなくエンタティーメントとして語る脚本はお見事。
やはり特筆すべき作品ですね。
「今の若い皆さんへ」80年代の「青春映画」は要チェックですよ。当時リアルタイムでその洗礼を受けた世代が今や作り手側に回っているわけでこの映画や「フェリス〜」のエッセンスは確実にTVやコミックスにも受け継がれております。その意味でも是非。