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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
良かった!,
By かなみや (茨城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫) (文庫)
この作者さんの本を読むのはこれが初めてです。とても長い作品ですが、波に乗れば一気に読みきることの出来る作品だと思います。 描写が丁寧なので文が長くなっています。 でも、その分しっかりキャラクターの心理状況が伝わってきます。 終盤は、やはり泣いてしまいました。 主人公はとても良い判断をしたと思います。 長いですが、お勧めの作品です。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「不完全を受け入れる勇気」を感じた,
By
レビュー対象商品: ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫) (文庫)
ファンタジーの話というのは基本的に善悪の立場がはっきりと分かれる書かれ方が多いが、この作品では、亘のやさしい部分とは別に、闇の部分、弱い部分、亘自身が、認めたくないような醜い部分が丁寧に描かれていた。(映画ではかなり省略されていたけど)だからこそ、最後の女神との対話にて、「幸せも不幸もある、この不完全な運命を自分は受け入れる」と言う決心が説得力のあるものになった。 解説にて「甘くは無い、けれど、やさしさをわすれない」と書かれていたが、正にその通りだと感じた。確かに話は長いけれども、すばらしい作品なので、ぜひ読んでほしいと思う。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
勇気の物語は大人にだって必要だ,
By keiko0829 (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫) (文庫)
朝日が昇るまで読んでしまった。で、眠れなくなった。10歳の男の子の勇気(ブレイブ)の物語。 簡単に言えばファンタジー。 幻界(ビジョン)とよばれるロールプレイングゲームのような世界にわけあって入り込み、 目標に向かって旅をしていくなかで、成長して大人になっていくお話。 そこは差別や貧富の差、南北分断、宗教戦争…どこか現実の世界と似通った世界で、やさしさも憎しみも充満している。 そんなファンタジー、子どもが読むもんでしょ、ってかたずけてしまえばかたずけてしまえるんだけど。 かたずけられないから朝まで寝ずに読んでしまったわけで。 昔の童話のように、王子さまがやってきて、お姫さまを助け、めでたしめでたしとはいかないのだ。 主人公の男の子が、自分の弱さや、人を恨んだり妬んだりする心とも向き合っていかなくては物語が進まない。 仲間が傷ついたり、死んでしまったり、つらいことがどんどん起こる。 RPGのように教会で復活させてはくれない。 現世での自分の運命を変えるため、命をかけた旅をしながら、自分とも他人とも目をそらさず向き合っていかなくてはいけない。 なんと過酷な旅なんだろう。 大人なら、自分なら無理だ。 読んでいて、心が痛くなった。 お話の結末は予想どおり、少年が旅を経て成長して…というお決まりなのは読む前からなんとなくわかっていた。 なんたって「勇気の物語」なんだから。 ただ、後半ぐいぐいとこのお話にひっぱられたのは、「勇気の物語」はこどもだけではなく、 大人にだって、今だって必要なんだとわかったから。 RPGのように、ゲーマー(読者)によって、結末は同じでも違う物語になるのかもしれない。 この本を主人公と同じ小学生のころに読み、大人になってから読み返してみたかった、とかなわぬ思いを馳せてみる。
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