2009年以降無期限休止したサザンオールスターズですが、リーダー桑田佳祐さんがかつて1986〜87年当時、ロッキング・オン代表渋谷陽一さんに語り下ろした、モノローグ形式のインタビュー集です。
前半の、桑田さんの幼少期〜サザン・デビュー頃までの話は、雑談のようで散漫な内容ですが、後半の、86年のサザン第1期活動休止までの音楽中心の話は、サザンのバンド活動の話、自作曲の話、当時のアルバム製作の話、KUWATA BANDのいきさつなど、読み応えがあっておもしろかったです。
なかでも、「勝手にシンドバッド」は自信作でデビュー前はもっとスローだったこと、デビュー以来のTV出演や「チャコと海岸物語」などの歌謡曲路線(=軟派?)とロック志向(=硬派?)との間を振動するさま、ミュージシャンとしての原坊や松田弘さんについての気もち、クラプトンやジョン・レノンの話が印象的でした。
このインタビュー集の後、サザンは、小林武史さんとのコラボ〜10周年の「みんなのうた」、「稲村ジェーン」、一時休止(94年第2期休止?)を経て、「TSUNAMI」大ヒット、大森さん独立(第3期休止?)、斉藤誠さん・平松八千代さん他の参加、2度目の2枚組オリジナルアルバム「キラーストリート」リリース(その後第4期休止?)、そして08年夏のサザン30周年ライブ〜無期限休止宣言とつながっていきます。
サザン&桑田佳祐さんは、本書の後に黄金期を迎えるわけで、続きが読みたいです!